私をスキーに連れてった(ボクと夜行列車③)
ボクは鉄です。
名前でも素材でもありません。
鉄道が好きということです。
さて、小学6年でブルートレイン・あさかぜ1号(24系25型客車)で夜行列車デビューを果たし、
翌年中学1年ではブルートレイン・臨時あさかぜ81号(20系客車)で
さらなる夜行列車の経験を積んだボクですが、それ以降しばらく夜行列車の旅から離れていました。
夜行列車の旅には引き続き憧れていたけど、部活もあったり受験勉強もあったりで、なんとなくタイミングを逃したってことかな?
次に夜行列車で旅をしたのは、大学に入って迎えた1996-97年のスキーシーズン。
はっきり覚えてないけど、おそらく97年のテスト後、2月頃だと思う。
ボクの通っていた大学は、野尻湖畔にセミナーハウス的な施設があって、黒姫や妙高高原のスキー場にもアクセスできる立地だった。
学部仲間、先輩とスキー合宿に行くことになり、セミナーハウスの最寄り駅、黒姫まで乗車したのが、新宿から信越本線経由で運行されていた季節急行・シュプール信越だった。
使用車両は189系電車。
(ネットから拝借)
特急あさまの車輌に急行料金で乗れるお得感
バスにはない安定感
鉄としてこの上ない幸せなスキー旅でした。
碓氷峠をEF62機関車との協調運転で越え、雪の長野路を進むのは夜中。
照明が落ちる車内の雰囲気は、いつも乗る特急列車の別の顔を見た気分。
ビール飲んで一眠り、行きたい時にトイレに行ける安心感。
目が醒めればそこは白銀の世界。
今思えば、なんたる贅沢。
同年の10月に長野行新幹線(現・北陸新幹線)が開業し、このルートでのシュプール信越はなくなり、篠ノ井線経由となった後2000年シーズンを最後に運行終了となりました。
翌年以降、どうやってスキー合宿行ったんだろう?
新幹線+しなの鉄道かな?
先輩の車かな?
ああ、儚くも懐かしい思い出。