黄色の帯、内から外へ【えきのほそ道】
多くの列車停まりたるとて栄えし駅の、南は軌道の頃より開けたり。
楽天地の栄えたるもつきづきし。
北は後より栄えたるが、空突く塔の入口とて賑わいたり。
東屋建ちたる小さき川を越え
天神のお膝元なる駅になむ着きたる。
出でて貨物を潜り
川を渡りたれば
着きたる駅は長閑なりけれど
振り返れば空突く塔の見ゆる。
出でて巨きな川、轟音とともに渡れば
快速停まりたる駅着きにけり。
錦糸町 ー 亀戸 ー 平井 ー新小岩
電車は貨物を脇目に下総に向けて進みぬ。
〜〜〜〜〜
駅名を路線図の通りに並べると「5・7・5」のリズムになることがある。
これを、マニアの間では「鉄道川柳」と呼ぶ。
「えきのほそ道」では、この「鉄道川柳」に雅の文もどきを添えて、更なる普及を図るものである。
〜〜〜〜〜
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?