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#18 きなこカリーの石川さんにインタビューした

7月24日(月)

カフェでのアルバイト、新オペレーションになってから初めてのワンオペ。どうかお客さんがばらけて来てくれますように、と祈りながら働く。

閉店作業後のカフェでZoomが一つ。
雑誌に広告を出しませんか、とのご提案について説明を聞く。
一時期よく読んでいた雑誌だし、発行部数が7万部ということはそれだけの方に知ってもらえるチャンスなのかも知れない。
担当の方はホームページだけではなく、過去のインスタ投稿も遡ってかなり読みこんでくださったようで、手描き人生マップのよさや可能性にも興味を持ってくださっているように感じた。

懸念点は2つ。
①掲載料金が(今のわたしにとっては)高い
②大量制作できるものではないので、お問い合わせが増えても対応しきれない

現在はオンラインでのインタビューをお休みして(完全にやめるかどうか検討中)、対面でお会いできる方のみに絞っているので、あまり広く宣伝する必要を感じていない。
これはお断りする方向かな。

17時から湘南台の「きなこカリー」にて石川さんにインタビュー。
以前、手描き人生マップのインタビューをさせてもらった人から「カレーのお店だけじゃなくて、長谷寺で庭園管理の仕事もしてるらしいよ」との情報を入手した。
長谷寺と言えば、あじさいで有名な鎌倉のお寺。
カレーとあじさい?と興味を持った。

きなこ、は飼い猫の名前から取ったそう。

事前リサーチの段階で、ビジネス誌に掲載されたインタビューを読む。
あじさい栽培は、土をブレンドして花の色が変わる。
カレー作りは、スパイスをブレンドして理想の味を作り出す。
なるほど、共通点は「ブレンド」なのか。

インタビュー前にいちばん知りたかったのは「なぜお寺の仕事とカレーのお店?」だったのだが、話を聞き終えていちばん印象に残ったのは、何よりも不登校時代の過ごし方だった。
中1の夏休み明けから学校に行かなくなり、そこからは時間が無限にあるような気がしたそう。これが石川さんにとっては「人生の夏休みパート1」に当たる。(ということはもちろんパート2もある。)
ご両親は何も言わず放っておいてくれたらしい。ゲームをやり、漫画を読み、体を鍛え、ギターを始め……いろいろとやってみる中で音楽にハマり、ビートルズを聴くようになる。
そこで「英語を勉強したい」という気持ちが芽生え、中2の3学期から学校に戻ることを選んだ。

高校でも英語の勉強にのめり込んだ石川さん。
洋楽がきっかけで自ら学び始めたことだから、受験のためでもなく、それはやっぱり強制される学びとは違うだろう。試験期間が大好きで、生き生きしていたというくらい英語の勉強が楽しく、成績もアップしたそうだ。

「なんでそこまで勉強を楽しめたんですか?」
「中学にあまり行っていなかった分、エネルギーが有り余っていたのかも知れませんね。」

教員時代にも不登校の子はクラスにいたし、行政の仕事をしていたときも不登校支援の担当をしていたことがある。
子どもが学校に行くことをやめ、ずっと家にいると、親としては不安になるのは当然だ。
でもエネルギーを貯めている時間なのだな、と改めて思う。

7月29日(土)

朝からギラギラと暑い。
夏に走るなら5時半前に家を出ないと陽射しがきつい。起きたのは6時半だったが、今日は飲みに行く予定があるので、プラマイゼロにするために(何を?カロリー?)走りに行く。4.45km走った。

今日集まるメンバーは、初任校で同じ時期に働いていた人たち3人。
昼間の家庭教師が2軒ともキャンセルになったので(夏期講習と重なるらしい。)、早めに家を出て妙蓮寺の生活綴方へ。文フリではよく購入していたが、店舗に行くのは初めて。かなり好きな感じの品揃え。
ネットで購入しようと思っていた本をリアル書店で見つけると、ひゃっほーと言いたくなる。百万年書房の暮らしシリーズが好きで、今のところコンプリート。

そのあと、かつて勤務していた小学校へ行ってみることにした。初任校と呼ばれる、教員としてのスタートを切った場所。
7年通っていたので、駅の改札を出れば道も思い出すと考えていたのに、笑っちゃうくらい何も覚えていない。
部分的に覚えている景色があるのだが、それらはバラバラの記憶でつながってはいない。しょうがないのでGoogleマップを頼りに小学校を目指す。
到着して正門前に立ってみるが、懐かしいという感情が湧いてこない。近くをうろうろと歩いてみたが、うっすらとした記憶しか出引き出せない。家庭訪問でかなり歩き回ったし、町たんけんの単元もやったし、生活科で公園にも行きまくっていたのに、こんなに覚えていないものなのか。
飲み会で話のネタにするため、写真だけ何枚か撮ってから待ち合わせ場所の店へ向かった。

生活科でよく行った公園。記憶の中の風景とはあまりにも違った。

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