#2 個展をやることにした理由
6月4日(日)
東京エクストリーム100が開催されていたら、今ごろどこを歩いていたんだろう…と思いつつ起床。
100kmウォークについては、事前に半分の50kmを歩く経験をしておいた方がいいだろうと山手線一周を徒歩でやっていた。その時の疲れ度合いからすると100kmもいけるだろうと思っていたが、いちばん心配なのは24時間も眠らずにいられるのかということ。完徹なんてもう何年もやっていないし、最後の徹夜がいつだったのかも思い出せない。
眠気覚ましに効きそうなものを検索し、どれがコンビニで買えるか?何時ごろ注入するか?など計画を立てていた。
降って湧いた休日なので、個展の展示計画を完成させようと思いつつ、天気のよさにやはり出かけたくなる。
急行に乗って2駅先まで行き、蕎麦屋で昼ごはん。
鱧の天ぷらがあり、夏を感じる。練り梅もカレー塩も合う。
河童がたくさんいる常泉寺に行き、今日も紫陽花の写真を撮りまくる。
6月5日(月)
なぜ個展をやることにしたのか。
それは、すてきな場所と運命的に出会ってしまったから。
3月下旬に上野周辺をお花見ランしていたとき、立ち寄ったのがレボン快哉湯だった。
入り口からしてTHE銭湯!銭湯を改装して作られたカフェなので、木札の下足箱や番台、ペンキ絵の富士山などはそのまま。天井が高くて開放感があり、コーヒーも美味しく、とても居心地のよい空間だった。
レボン快哉湯には展示スペースがあり、ちょうどそのときもちこさんという方の個展が開催されていた。そこで見つけた「初個展」の文字。え、初めての個展って、こんなすてきなところでやっちゃっていいんだ!
コンセプトが「記憶をつなぐカフェ」なので、そこらへんも手描き人生マップと重なる部分があると思った。
初めてレボン快哉湯に足を運んでから1週間後には、メールでギャラリーの空き状況を問い合わせて予約完了。1ヶ月後にはマネージャーの多田さんの手描き人生マップも描かせてもらうことができた。ぽんぽんぽんと物事が決まっていくときは、流れに身を委ねるようにしている。そのほうがうまくいく。