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#14 初個展 在廊2日目

7月6日(木)

サラダ記念日の7月6日。混んでいて座れない小田急線に乗って、入谷まで向かう。毎日電車で通勤している人を心から尊敬する。
本日の予定は、小野照崎神社で祈祷後に、個展会場のレボン快哉湯に在廊。「行きまーす」と事前に連絡をくれている知り合いが4名いる。久しぶりに会う人も、ちゃんと話すのは初めてという人もいて、楽しみ。

10時に予約していた芸能上達のご祈祷、無事に終わる。初宮詣、七五三、厄除けなどのご祈祷は他の人たちと一緒にやってもらったが、今回はわたし一人のためにやってもらったのでものすごく贅沢な感じ。感想を書きたいけど、あのシャンシャンするやつの名前など調べるのが面倒なので省略。
祈祷終了後にいただくお土産セット(?)が素敵すぎる。これって初穂料の金額によって中身が違うのだろうか?一筆箋と梅干しは、他の神社ではもらったことがない。

レボン快哉湯では朝顔市3日間限定のズッキーニとベーコンのマフィンをいただく。

在廊していなかった間に書かれた感想ノートを見る。知り合いの知り合いがそのまた知り合いに紹介してくれて個展に来てくれた人がいるなど、何かがつながっていく感じ。
遠くから足を運んでくれる人もいて、ありがたい。
初めての個展をいわゆるギャラリーではなくカフェでやることにしたのは、我ながらよいアイデアだったと思う。展示物だけで人を呼ぶ力は、まだわたしにはない。
今回はレボン快哉湯という場が非常に魅力的なので、その力に引き上げられている。
「手描き人生マップを展示するから見にきてください」より
「レボン快哉湯っていう銭湯をリノベーションした素敵なカフェがあるから来てみない?」の方が言いやすい。

昼過ぎにランニングサークルの友人が来てくれ、その後昼食を取るためにいったん外へ出る。
今日から入谷朝顔祭りなので、入谷鬼子母神の朝顔限定御朱印をもらうため真源寺へ。歩行者天国になるのは夕方からだけど、昼間もかなりの賑わい。朝顔の鉢を両手に持つ人や浴衣姿の若いカップル、朝顔柄の法被を着て食べ物を売る人たちがいて、祭りのムードが盛り上がっている。木曜日とは思えないくらいの人出で、夏空の下ビールを飲む人の姿もたくさん見た。祭りはやっぱりいいなぁ。

午後は23年前の教え子とそのお母さんが個展を見に来てくれた。
引越しなどで年賀状のやり取りが途切れてしまい、しばらく連絡をとっていなかったのに、Facebookの「知り合いかも」に突然出てきたのだ。
ちょうど2週間後に結婚式を控えていて、今日は最終衣装合わせの後に寄ってくれた。1、2年生で担任したので当時はしゃがんで目線を合わせていたのに、今では身長も同じくらい。そしてぴかぴかしている。
あぁ、子の成長は素晴らしい。(最近こればっかり。)
彼女は、当時の勤務校の正門を出てすぐのところに住んでいたので、育休明けは子連れで休日出勤をし、彼女のお母さんに1歳の娘をよく預かってもらっていた。いろいろな人の手を借りながら子育てをしていた日々を思い出し、当時は本当に助かりましたよ〜と伝える。

Facebookの「知り合いかも」には、もう一生会いたくないと思っている人が突然出てきて、恐怖の谷に突き落とされたりもするので、この機能いらないんだけどと思っていた。
でも今日だけは、このおせっかいな機能に感謝。

今日は他にも来てくれた人がいるんだけど、それについてはまたゆっくり書きたい。
人と会って、がっつり喋って、を一日に複数回やると、なんだか興奮しすぎてしまう。忘れていた記憶が呼び出されたり、会っていなかった期間のことを一気に伝えたり、刺激的な一日だった。

7月7日(金)

個展を見に来てくれた方が、感想ノートに「いつか機会がありましたら私の人生もマップに」と書いていたので、連絡を取ってインタビューのお約束をすることができた。
「東京都浴場組合公認銭湯ライター」という肩書きに興味津々。快哉湯がまだ銭湯として現役だったころに利用したことがあるというので、ぜひ当時のお話も聞いてみたい。
レボン快哉湯で個展をやったからこそ繋がったご縁。

そして、もう1件手描き人生マップ制作の依頼があった。
お母さまのグループホームが決まりそうなので、本人のこれまでの人生をまとめた自己紹介的なものを作りたいとのこと。なるほど、そういう使い方もあるのか。
介護現場での活用の可能性については、以前別の方からも教えていただいたことがあったが、そのままになっていた。これを機に、真剣に考えてみようかな。

それにしても、小野照崎神社で祈祷した直後にこうやってポンポンと仕事の話が進んでいくなんて、これはもう何かの力が働いているとしか思えない。

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