2023年お仕事まとめ
個人的にいろいろあった2023年も、ようやく終わり。スワローズのキャプテン、山田哲人はかつて、シーズン143試合中96敗という球団ワーストの敗戦を記した2017年について、「『早く終わってくれ』と思ってました」とコメントしていたが、私にとっての2023年もまさにそれ。早く終わってほしい1年だった。
何があったのか、具体的に言うとカドが立つのでここでは書かないけれど、ざっくり言うと、自分の発言に責任を持たない人に翻弄されたみたいな、そんな感じ。一刻も早く忘れて、前に進みたい。
というわけで、忘れる前に今年の仕事を振り返っておくざんす。
少数精鋭の上半期
2023上期は、ワタシ史上一番の仕事の少なさだったものの、やり遂げた仕事に対してはどれも好印象なコメントをもらえてありがたかった。
なお、仕事を引き受けた時系列順に紹介しているので、同じ媒体の記事がバラバラと出てくることについてはご容赦を。
大正健康ナビ「鼻血」の記事
新潟大学の堀井先生にお話を伺い、鼻血の原因や止め方についてまとめた記事を執筆。
ニュートン別冊「40代からの人体の取扱説明書 最新版」
Column 3 更年期と「フェムテック」/Column 4 再生医療とアンチエイジング/Column 5 記憶の衰えが気になるとき の3編を執筆。
Tomod's×OZmall「わたしの保健室2023Spring」
ドラッグストアのトモズとオズモールのコラボレーション特集、「わたしの保健室」でいくつかの記事を担当させてもらった。今回の特集テーマは「免疫」。COVID-19でそこそこ勉強したものの、忘れるのが上手な脳の持ち主なもので、再度勉強してようやく頭に入った感じ。その点でもありがたかった依頼。やはり凡人は一度では物事を覚えきれん。
ドラッグストア・トモズ フリーペーパー「TOMOKO」
ドラッグストアのトモズとオズモールのコラボレーション特集ついでに、トモズが発行しているフリーペーパー「TOMOKO」の免疫特集も書かせてもらった。記事は現在、Webで閲覧可能。
Kindai Picks「注意欠如・多動症に悩む、大人のADHD座談会! 毎日の工夫と「認知行動療法」とは?」
大人のADHDについて座談会+専門家取材という二段階構成でまとめた記事。めちゃくちゃ大変だったが勉強になった!
科学雑誌『月刊Newton』2023年5月号巻頭特集
巻頭特集にあたるNewton Special「やせるための正しい科学知識 減量の科学」を担当。こちらも担当編集の方にだいぶ頼ってしまったけれど、なんとか書き切った……。非常に勉強になった。勉強の成果はこれから発揮する。
アイセイ薬局「HELiCO」顔の毛の記事
ホームページ経由でお問い合わせいただき、担当させていただいた記事。テーマは「顔の毛の処理」。そもそもなぜヒトにだけ眉毛があるのか、鼻毛やほくろ毛は抜いていいのかなど、顔の毛に関する疑問を医師に伺って記事にした。アイセイ薬局さんとはこの後もお付き合いが続いており、ありがたい依頼となった次第。
科学雑誌『Newton』2023年7月号
Focus Plus「世界初!雄の両親からマウスが誕生」を担当。林克行先生に話を伺い、研究の詳細を執筆した。
政府広報オンライン「熱中症は予防が大事!熱中症警戒アラートが発表されたときにとりたい行動」
政府広報オンラインの記事もいくつか担当させていただいた。まずは熱中症の記事。毎年、急に気温が上がる初夏から熱中症患者が増加するため要注意という内容の啓発記事を執筆した。
怒濤の下半期
案件が少なく不安だった上半期から一転、たくさんお仕事をいただくことができ、そのどれもがおもしろく、勉強になった。
科学雑誌『Newton』2023年8月号
Focus Plus「人工甘味料は減量に効果なし」の記事を執筆。WHOが人工甘味料についてのガイドラインを出したことで話題になり、あちらこちらで同様の記事が書かれていた。これは雑誌記事ゆえにあまり話題にはならなかったけれど、現状を的確に捉えられたと自負している。
政府広報オンライン「食中毒にご注意ください!肉や魚介類を安全に食べるためのポイント」
「肉や魚はよく加熱して食べましょう」という記事を執筆。私はカンピロバクターが怖いオバサンなので、その気持ちをそっと込めている。
ハレバレ 気分が晴れバレするWEBマガジン「【放置は危険!】 背中の痛みやこりの原因と予防法」
興和株式会社のオウンドメディア「ハレバレ」で痛みに関する記事を執筆。背中の痛みやこりの原因、セルフケアについて話を伺い、まとめた。
フェリシモ「gokigenLab.[ごきげんラボ]」温活の記事
フェリシモさんとは以前、女性のお悩みの記事からご一緒させていただいていて、今回は温活で一本書いてほしいとの依頼があり、執筆を担当した。
科学雑誌『Newton』2023年9月号
「ワインの教養科学」10ページを執筆。めちゃくちゃ難しく、編集部にだいぶ助けてもらった……申し訳ない。でも、ワインの味の違いがなぜ出るのか、いろいろとわかって大変勉強になったありがたい記事。
アイセイ薬局「HELiCO」生理痛をやわらげるツボの記事
顔の毛の記事をきっかけに縁がつながったアイセイ薬局さんから二度目の依頼。生理痛をやわらげるツボについて取材し、執筆した。
政府広報オンライン「不妊治療、社会全体で理解を深めましょう」
不妊治療の保険適用から1年が経過したことなどを踏まえ、不妊治療への理解を深める啓発記事を執筆。取材先はこども家庭庁。
大正健康ナビ「乳がん啓発」の記事
ピンクリボン月間にあたり、啓発記事を執筆。「マンマチェック」に加えて、新しい概念「ブレストアウェアネス」についても解説。
科学雑誌『Newton』2023年10月号
Focus Plus「アスパルテーム“発がん性”報道の背景」を執筆。8月号で人工甘味料の記事を書いたことで依頼をいただけたのだと思うけれど、やはり食品の記事は難しく、四苦八苦。知識不足を痛感した。
朝日新聞出版『医学部に入る2024』
千葉県の地域枠で医師になったお二方にインタビュー。お二方ともすてきな方で、千葉県の地域枠に非常に魅力を感じた。記事はどちらもWebで閲覧可能。
OZmall「わたしの保健室2023Autumn」
オズモールさんの秋の「保健室」特集で、再びいくつか担当させていただいた。ありがたい次第。今回は女性ホルモンがテーマだそうで、それに関連し、PRも含めて数本執筆。
m3.com地域版インタビュー記事
いつもお世話になっている、リリーベルクリニックの太田寛先生にインタビューし、先生のこれまでのご経歴をさまざま伺った記事。会員制なので医療従事者以外はご覧いただけないけれど、会員の方はぜひ読んでちょ。
ハレバレ 気分が晴れバレするWEBマガジン「籾木結花さん / サッカー選手 インタビュー」
「教えて!痛みの達人」という記事で、サッカー選手の籾木結花さんにインタビュー。籾木さんは当時、スウェーデンの女子1部リーグのチームに所属しているサッカー選手。自らの経験を的確に言語化し、こちらの質問に答えてくださって、一流選手のすごさを実感した取材だった。
マイネ王「目にやさしいスマホの使い方」編集担当
珍しく編集として携わった記事。眼科医YouTuberのヨシユキ先生に、目にやさしいスマホの使い方を取材し、ライターさんにまとめていただいた。良記事だと思う。
政府広報オンライン「「ヤングケアラー」を知っていますか? ヤングケアラーを支える取組と私たちができること」
ヤングケアラーが社会問題化したことを受けて、政府広報もしていこうと制作。ヤングケアラーとは何か、そして彼らを支える取り組みにはどんなものがあり、私たちには何ができるのかについて執筆した。
アイセイ薬局「HELiCO」歯の矯正の記事
歯の矯正の基本知識について取材、執筆した。なぜ「矯正は早く始めたほうがいい」と言われるのかを含め、大人と子どもの矯正の違いについて説明したのがポイント。
マイナビウーマン「生理痛啓発」の記事
「生理の悩み、一人で我慢しないで。ゆうこす、マイナビウーマン編集長が産婦人科医・三輪綾子と語る「生理との向き合い方」」というタイトルのPR記事を執筆させていただいた。ゆうこすさん、初めてお目にかかりましたが、とてもすてきな方でまた会いたい気持ちがあふれてる。
年間を通じて担当したもの
年間を通じて、下記の仕事も担当させていただいた。
社会保険研究所発行:情報誌『さわやか』(生活習慣病啓発ページ)
ほかにも、ここには書いていない製薬企業のオウンドメディアの記事をいくつも執筆する機会をもらった。お世話になった方々には、本当に感謝してもしきれない。ありがたい限りだ。
そのほか
それと、メディ勉関連のイベントで、こんなこともやらせてもらった。
音楽ジャーナリストの鹿野淳さんをお招きして、音楽フェスの医療事情について話を聞くオンラインイベント。音楽フェスの医療体制ってどうなっているのかという長年の疑問があったのと、私がキモいくらいに鹿野さんにあこがれているというのが合わさって企画にいたった。断られると思ったのだけれど(私がキモすぎて)、お引き受けいただけたうえ、最高のお話を聞かせてもらえた。
個人的にはこの企画ができたことで2023年はほぼ満足。本当によかった。
ちなみに、メディ勉の発信者会員になっていただくと、上記イベントを含めたすべてのオンラインイベントのアーカイブ動画が見られるので、医療に携わる発信をしている方はぜひ会員を検討してみてください(という突然の勧誘)。
今年も一年ありがとうございました
ということで、こうやって見てみるとめっちゃ働いたな。
よく頑張った、自分。
こうして無事に新年を迎えられるのも、お仕事をご一緒していただいた皆さんのおかげあってこそ。
来年も精いっぱい頑張りますので、なにとぞよろしくお願い申し上げます。