本日の医療ニュースより(8/27)
さて、本日の医療ニュースで気になるのは、、こういうの好きだなあという取り組みをピックアップしてみました。
(株)OUIのスマホに取りつける眼科医療機器が論文誌に掲載
https://medit.tech/oui-smart-eye-camera-approved-the-paper-about-the-ability-of-their-products/?fbclid=IwAR0UGKTinkPYyYPdz-sOKFyV5jHgq_WarDVONL-pGXOhVOgF_jx-FlDnZgM
日本の医療ベンチャー企業Out Inc. (ウイインク)は、iPhoneに取り付けて眼科診療を可能にする自社のアタッチメント型医療機器「Smart Eye Camera (SEC)」を使用した白内障の診断に関する臨床論文が、査読付き論文誌に掲載されたとして発表した。
何故好きかというと、この開発に携わっている企業の設立者が、国際医療活動を行う中で、途上国における医療機器を痛感し、今回の開発に至っているということ。途上国における圧倒的な医療アクセスの不平等さを解消する上で、今最も人類で汎用的に用いられているであろう、スマートフォンで実現しようとしているところ。「途上国だから高額機器は変えないよね、残念だけど仕方ないよね」ではなく、「途上国でも入手でき、メンテナンスも比較的簡単で、そしてアクセスが広げられる」、ことを目指す。最高です。特にスマートフォンは、元々固定電話のインフラがない途上国では急激に広まっているインフラ。使わない手はない訳です。そして、日本の企業・人が持っているアイデア・技術で、途上国の課題を解決する、これは貢献しうるアセットを持っている側の義務だと私は思っています。
どの疾患もQOLに影響を与えてしまいますが、眼は起きている中では閉じる訳にもいかず、常に意識をせざるを得ない五感の1つになっている重要な機能。早く実用化につながれば、、、と切に思います。
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