「ひとり」を知ること
ひとは一人では生きていけない、それはあたりまえ。
生まれるときも死ぬときもひとは一人、それもあたりまえ。
ほんとうの意味で「ひとり」で居られることが
誰かとつながるための大前提だ、といつも思う。
孤であることは 個であること。
個がしっかりと成り立ってはじめて
全体があるのだ、と思う。
それは木々の姿にも似ていて。
互いに枝を絡みあわせるのではなく
みずからの根を深く伸ばし、また広く根を張ることで
森は強くなるだろう。
となりの木と同じになろうとするのではなく
自分なりの花を咲かせ実をつけることが
森を豊かにするだろう。
「ひとり」を知っているひとは
やさしくて強くて 愛にあふれている。
まずは「ひとり」をちゃんと知ること。
それから世界と 深く深くつながっていけたらいい。