stand.fm音声配信 #786【サッカー】育成年代は勉強とサッカーを両立するもの
私は中学生年代(ジュニアユース年代)のクラブチームでサッカーコーチとしての活動をしています。
この年代ではどこのクラブにでもあると思いますが、「勉強とサッカーの両立」ができるかどうかという課題があるかと思います。
付属の中学に行っていない選手を除いては、高校受験があるのでテストの点数はとらないといけない。でもサッカーも頑張りたい。
両方を頑張るのは大変だし、難しい。
保護者目線で見れば「我が子は勉強が嫌いで困っている・・・」という声も耳にします。
先日、私のクラブでも選手の約半数がテスト勉強で練習を休むということがありました。中学校の部活動ではないし、公式戦のスケジュールは組まれているので多くのクラブチームがテスト期間中も練習をしていると思います。
勉強とサッカーの両立は難しいし、テスト中は練習を休みにして勉強をさせてあげたいという気持ちがないわけでもありません。
クラブチームだといろんな中学校から選手が集まるのでテスト期間中を休みにすると選手全員が揃うことの方が少なくなってしまいます。
最近は3学期制の学校もあれば、2学期制の学校もあるのでテスト期間も学校によって異なってきます。
テスト中は休みにしてあげたいという気持ちがないわけでもないですが、高校生年代でもテスト期間中に公式戦が組まれることはあるので、これは逆手にとって中学生の時から勉強とサッカーを両立するような習慣を作っていけば高校生になってから慌てなくてもすむようになるかと思います。
口で言うほど簡単なことではありませんが、選手には頑張りどころだと思ってひと踏ん張りしてほしいと思っています。
マインドとしては
・勉強とサッカーを言い訳にしない、逃げ道にしない
・時間は作るもの
サッカーを頑張っているからその他のことを疎かにしていいものではありません。勉強が嫌だからサッカーに逃げる、サッカーが伸び悩んでいるときに勉強に逃げる(これは少数派)。両方とも向き合って取り組む。
時間はやりくりするもの
練習が帰ってからひと頑張りするか、練習前にひと頑張りするか。
早寝早起きして早朝にひと頑張りするか。
休み時間や休憩時間を利用するか。
授業中に最大集中して頭に叩き込むか・・・。
勉強も質を上げていく工夫をする
今の学生は本当に忙しいので大変だと思うけれども、自立・自律の精神を養い、勉強とサッカーを両立することで内面から成長することができると思います。