stand.fm音声配信 #775【リカバリー】テニスボールマッサージってどうなのよ・・・?
今回は以前流行っていた?今でも流行ってる?テニスボールを使ったマッサージについてです。
アスリートや有名人が体をケアする方法として、テレビや雑誌で見かけたことがある方も多いのではないでしょうか。
フォームローラーやマッサージガンと同じくほぐすためのものとして使われます。「リリース」とか「筋膜リリース」と言われたりします。
首に押し当ててゴロゴロと転がしたり、腰や背中に押し当てて転がしたり、おしりの筋肉をほぐしたり、足を押し当ててボールを転がして足の裏をほぐしたり、いろんな部位に使うことができます。
ほぐしたい場所にテニスボールを押し当ててゴロゴロ転がすというのが基本的な使い方になります。
ほぐすことで血流が改善してコリを改善したり、動きやすい状態を作ったりします。
手軽にできてお値段もかからないので職場、自分の部屋、車の中にテニスボールを置いています。
注意点もあります。
テニスボールマッサージには賛否分かれますが、これが注意点にも出ています。
・強くやりすぎないこと(強くやりすぎることで筋肉や組織が挫滅を起こす)
・長くやりすぎないこと
・場所によっては筋肉痛や神経痛を起こすことがある
個人的には専門家に指導を受けてから行うことを推奨したいと思います。
私自身、患者さんに指導することもありますが、誰にでも指導することはしません。
私の話をきちんと聞き
私の話をきちんと理解できて
正しく行うことができそうな方
にしか指導しません。
やり方を間違えてしまうと痛みを起こしてしまうからです。
自宅で行うセルフコンディショニングはリスクをかけてやるものではないと考えています。安全第一だと思います。
(と言いながら私も失敗して痛みを起こしたことがあります。)
これはテニスボールマッサージに限らず、ストレッチにしてもフォームローラー、ストレッチポールにしても同じです。
テニスボールでも硬式テニスボールを使って行う形になります。
硬式テニスボールの硬さがちょうどいい硬さとされていますが、人によって感じ方も違うので、硬くて痛いと感じる方は最近ではテニスボールを2つくっつけた形をした柔らかいものも販売されています。
行う際には
痛くない強さで行う(痛気持ちいい強さまで)
長くやりすぎない(一部位20~30秒程度)
ことが大切。
使用できる部位は
首、背中、腰、おしり、大腿部、下腿部、足底部などでしょうか・・・。
ほかにも使えそうなところがあるかもしれません。
私個人の使い方はテニスボールを2つをテープでくっつけて使っています。
使用頻度としては、たまに使うくらいです。
私はフォームローラーやマッサージガンも持っているのでテニスボールを使うのは2つの部位です。背中とおしり。
背中
肩甲骨の下端にテニスボールを置いて寝て、両手をバンザイする。
次に両方の肩甲骨の中央部の間にテニスボールを置いて寝て、両手をバンザイする。
続いて、両方の肩甲骨の上端部の間にテニスボールを置いて寝て、両手をバンザイする。
冒頭に書いた使い方とは違いますが、この使い方で脊椎と肋骨の関節(肋椎関節)の関節モビライゼーションを行うことができる。
おしり
尾てい骨部分に押し当てて、片側ずつ足で円を描くように動かす。
これにより仙腸関節のモビライゼーションを行うことができる。
肋椎関節にしても仙腸関節にしても治療家でないと動かすことができない関節だろうと思います。自分で動かすのはかなり難しい関節ですが、テニスボール2つをくっつけたものを使うと自分で行うことができます。
私はこんな使い方をしています。
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