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慎重な職場選び。

 出産後すぐ、新設大学の講師職についたのですが、貧血と産後の抑うつ状態で大変な思いをしました。いま思えば、当時の教授はしもじもの育て方を知らないお嬢さんであり、対人支援分野なのに、支援されたい側であった様子。講師職三年で、頭がいいだけで教授になってはダメだという教訓を学び、大学選び、上司選びに慎重になることは長く教員を続けるには大切である、と考えた私。
 幼子の子育てもあり、まず非常勤として博士課程の先輩ツテで紹介いただいた大学で様子を見て、チャンスがあれば入職を考えていました。

チャンスは2年前から到来……。
その時はまだまだ小さかった子ども。お断りしたこともありましたが、今回はお声かけされた時期がとても良かったし、真面目に働いた甲斐がありました。
 もちろん、子育て中も民間の研究助成金をゲットし、地域貢献もしていました。できる限り、臨床実践を行いたい気持ちがありました。

神谷美恵子日記では、「自分のしたいことを成す」ためにあの厳しい時代の子育てとご自身の専門の精神医学の学びを結びつけ、キャリアを頑張っていたそうで…。

これはまたお話しいたします。
#大学教員

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