【今後の活動についてのお知らせ】
みなさま、春は出会いと別れの季節ですね...
突然ですが、実はわたくしこの4月で、ラファーファモデル(ラファーファ&オトナラファーファ)を卒業することになりました🥹🌸
また、モデル業はこれまでラファーファ編集部である文友舎にマネジメントして頂いていましたが、卒業に伴い所属を離れ、フリーになります。
(モデルの仕事はご縁があればやります・・・!)
ラファモとしての私を応援してく支えてださったみなさま、出会ってくれたみなさま、お世話になったみなさま、本当にありがとうございました。
以下、思いの丈の長文がありますが、時間がない方へまとめもご用意しました。
<まとめ>
・ラファモになった背景
・時代が変わったよね(嬉)
・主な卒業理由:ラファモとしての活動に満足
・3月発売のラファーファ&4月発売のオトナラファーファには出演
・ラファーファイベントに会いに来てね
<本文ここから>
2013年春の1号目から、11年(!)もラファーファに携われたことに私自身びっくりしています。そもそも、ラファーファって当初は年2回発行予定のムック本でした。まさかわたしの人生に、こんなに長く影響を与え続けてくれるとは思いもしませんでした😳
11年前は、おしゃれ=まず痩せなきゃいけない!ときっと多くの人が思い込んでいた時代。
『プラスサイズ』『ボディポジティブ』はおろか、『多様性』という言葉はまだ日本では一般的ではなく、Lサイズ以上で参考になるファッション誌やまとまった情報もなく、SNSは主に友達同士だけで繋がる個人的ツールでした。
私自身、ラファーファに出会う以前は、通販サイトやネットに散らばる見知らぬ誰かの口コミなどを手掛かりに服を買うものの、いまいちオシャレの仕方が分からない・・周りの子はサイズが違うから状況が全然違うし、かと言ってファッション誌はスリムなモデルさんが着れるサイズの服&おしゃれ方法しか紹介されておらず、どうしたらいいんや〜という状態でした。
そんなとき、日本初のぽっちゃり女子のためのファッション誌が創刊されることに。「なんて素晴らしい!」と思っていた矢先、縁あってなんと私が、その雑誌であるラファーファ1号目からモデルを始めることになりました。そうして読者のみんなと同じように、ラファーファを通して『ぽっちゃり女子のおしゃれ』を学んでいきました。
ぽっちゃり体型の自分がファッションモデルになるという、今まで想定したことも経験したことのない世界。しかも自分より先の先輩もロールモデルもいないので、手探りで未開の地を進む感覚でした。
楽しくてやりがいもある反面、失敗したり反省するようなこともたくさんあったけど、それまで日陰を生きてきた私がラファモとして人前に出ることは勇気を出してやってよかった経験で、自分でもあんなことよくやったな!と思います。もっと昔の自分なら、卑屈になってできなかったはず。
だけどその頃ちょうど「私だからこそやらねば!」という勢いがあったので思い切って飛びこめた世界でした。ここまで続けて頑張れたのは、ラファーファやラファモとしての私を応援してくださった方たちがいたからなので、本当に感謝しています。ありがとうございます!!!
すでにご存知の方も多いと思いますが、わたしがラファモをやりたいと思ったきっかけは、摂食障害を経験したことでした。子供の頃からぽっちゃり体型だった自分が嫌いで「とにかく痩せて変わらなきゃ」という感覚がいつも頭の片隅にあり、何でも体型につなげて卑屈オブ卑屈。そうして高校生の頃に始めたダイエットをきっかけに、人生が体重と食べ物に支配されるようになり何年も1人で悩んでいました。
で、そこからどうやって変わったのかというと「痩せたら幸せ、太っていると不幸」と思い込んでいたのって、実は社会や周りからの影響が関係していたのでは?と気づいたことでした。なんとなく見ていたテレビ、雑誌、周りの人々の価値観の中に、太っている=ネガティブなイメージがありすぎて、それを自分に当てはめ続けて自分で自分を不幸にしていたことに気づいたんです。ファッションもそのうちの一つで、サイズ問題にぶち当たっては、やっぱり女性は痩せないと美しくなれない、痩せるしかない。と感じて自己嫌悪していました。
でも、考え方を変えて「ぽっちゃり体型だろうと今の自分を受け入れて大事にしよう」と色々試行錯誤していった結果、ずっと難しかった「普通に食べること」ができるようになって、体重や食に支配されない”自分の人生”を生きられるようになりました。だから、そんな私がラファーファモデルとして、ぽっちゃり体型でファッションや人生を楽しむことを発信して体現していけたら、何よりも説得力があるんじゃないか、と思ったのです。
ラファモとして活動を始めてからは、ぽっちゃり体型でもオシャレになれるよ〜!!ダイエットに人生を振り回されないで〜!!ということや、日本では革新的なラファーファの存在を、たくさんの人たちに知ってもらいたくて、自分の経験をアメブロやSNSに書いたり、プライベートでも雑誌を持ち歩いて、行く先々で出会う人に「こんな雑誌が出来たんだよ〜!」と見せてまわっていました。地道な草の根運動。
さて、そんな私がラファモを卒業する理由について、ひとことで表すのは難しいのですが、まずラファーファのオープニングスタッフとしてずっとやってきて、私なりにラファモとしての活動に満足した感覚があるからです。
それに時代の変化も相まって、草の根運動をしていたラファーファ初期より、遥かにプラスサイズがひとつのファッションジャンルとして成り立って情報も増えました。ぽっちゃりしている=オシャレができないという従来のステレオタイプを覆すべく、多くの女性たちが堂々とプラスサイズファッションについて発信できたり情報共有できる社会にもなってきたことも嬉しいです。私がティーンだった20年前に比べて、本当にびっくりするような変化。何もなかった砂漠が栄えて活気のある街になったというか。
さらに個人的には数年前からコラムや本を書いたり講演したり、お悩み相談の仕事もやるようになり、自分をとりまく環境なども変わっていくうちに、取り組んでいきたい活動の根本の思いは同じだけど、ファッションのことはマイペースに、もっとマインド面やライフスタイルについてなどをやっていきたい気持ちが芽生え始め、自分なりの方向転換を考えるようになりました。
ありがたいことに、そういった執筆などを主軸にしつつも、ラファモを続けてもいいのでは?とスタッフの方との話し合いもあり、何度も考えましたが、やっぱりこれまでラファモとして色々経験させてもらって悔いがない感覚があるのと、「自分の中の当たり前を手放したらどうなるんだろう?」と、卒業したあとの未知の人生を知りたい好奇心があり、勝手ながら長らくお世話になった場所をこのタイミングで巣立つことにしました。思い切った決断ですが、見守っていただけると幸いです。
卒業までの予定ですが、3月19日発売のラファーファで卒業企画ページを作っていただいています(超素敵なのでお楽しみに♡)&4月10日発売のオトナラファーファの出演をもって、ラファーファグループからは卒業になります。
誌面以外では、ラファーファショップイベントが3月末〜4月上旬にあり、店頭に居ます。
私が会場にいる日程はまだ未定ですが、タイミングが合ったらぜひ会いにきてください〜!
・3/30&31 大阪
・4/5〜7 東京
そして最後に。
もう卒業してしまった子たちもいるけど、ラファモのみんなと一緒に撮影現場でダベり、サイゼでダベり、あーだこーだ過ごした日々がとても良い思い出です。
ぽっちゃり体型の自分がマイノリティではなく当たり前に存在できて、「それどこの?」「これいいよ」とファッションの情報交換したり、ふらりと一緒に買い物したり、ブラッシュアップしあいました。私にとって人生で初めて体の大きさの違いを認め合い、ファッションの話も気兼ねなく出来た特別な仲間であり、コミュニティでした。勇気を出してラファモになって、みんなに出会えて本当に良かった。ありがとー!!!
というわけで、ラファモとしては残りわずかな活動ですが、これからもどうぞよろしくお願いいたします。
サポートいただくと、かなり喜びます....!!! 今後のクリエイティブの活動費として使わせていただきます!!