恋はラテン系

恋ひ恋ひて逢へる時だに愛（うるは）しき
言尽（ことつく）してよ長くと思はば

「何度も恋いてようやく逢えたその時ぐらい
愛おしむ言葉をかけてください。
この恋が長く続くようにとお思いならば…」

大伴坂上郎女（おほとものさかのうへのいらつめ） 『万葉集』

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メガホンを持って叫びたい。

「釣った魚に餌をやらねぇ男が多すぎないかーーーー！！！」

せっかく釣り上げたお魚、早めに死なせて大丈夫ですか？
一回ないしは数回美味しくいただけばご満足ですか？

正直、女性に馬鹿は1人もいないので
たくさんの愛を浴びても、調子に乗る人はおりません。
むしろ、愛を受け取れないから怠慢になるのです。
だって、自分のこと愛してるかも分からない奴のために
時間もお金も割いて綺麗にしようなんて思わないもの。

「可愛い」「綺麗」「大好き」
って心を込めて言うだけで
好きな女がもっと可愛くなるのに。
自分にもっと惚れてくれるのに。
こんなお得なことは無いのではなかろうか。

私はどうあっても女なので
男性の感受性を100%理解し切ることは難しいかもしれないと感じているが
「好き」の気持ちを伝えないことになんのメリットが？

伝えなければ、相手にとってのあなたの気持ちなど0なのだ。
せっかく、心の中に「好き」を持っているのに
伝わっていないのは、もったいなくない？

平安の時代など、スマホで気軽に連絡を取れる状況でもなく
今日会えるかどうかすら分からないのだ。
せっかく会えた喜びに震えているのに、「言尽くし」てくれないの？

対して現代の男性は
スマホで気軽に連絡を取れるのに「言尽く」さない理由はなぁに？

下唇にピアスの開いていたラテンの男（日本人）は
私がサプリメントのマルチ商法に引っかかりかけた際ですら

「大丈夫。引っかかっても好きだよ」と
囁いた。

実に優秀である。

文字でも発言でも、なんでも
伝えることで相手の心が少し暖かくなるのなら
どんどん伝えていけば良いと思う。

褒め言葉を伝えるのに躊躇する方が
私の占いのご依頼者様にもよくいらっしゃるが
褒め言葉や好意を伝える言葉をケチらないことをお薦めする。

褒めてくれる人を嫌いになる人なんていないんだもん。

そして、人の良いところを探す癖は早めにつけておいて損はない。
悪いところに目を奪われがちだが
人の良いところに目を向けられる人は
やがて、良い人に恵まれる。
そうすると、良い関係や良いお仕事に恵まれる。
それは、良い人生を運んでくる。

だからまずは
あなたの好きな人に好意をちゃんと伝えてほしい。

釣り上げた大魚にこそ
美味しいご褒美をたっぷりと差し上げてみよう。

滝を登って龍となるかもしれない。

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私から「大好き」伝えても
返ってこないなら要りません
あなたごと

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