“傍流サウナー”的 入浴剤レビュー
サウナって、あまり得意じゃないのです。
「じゃあ、なんでこんな企画に前のめりで参加したんだよ」と思いますよね？ 「サウナ好き男性、大集合」みたいな趣旨ですから。
昨晩は花王さんからご招待いただきまして、高円寺の老舗銭湯・小杉湯で催された「バブ メディキュア 発汗リフレッシュ浴」の体験イベントに参加してきました。実に男臭い内容で、最高でしたw メチャメチャ汗かきましたよ #家サ活 pic.twitter.com/Ts8rxpM64F
— 漆原直行 (@NaO_UrUsY) October 25, 2019
イベント自体はそりゃもう楽しかったです。オッサンたちが汗だくになりながら、きゃっきゃウフフの裸祭り。AMEMIYAさんの生歌も最高でした。
バブの泡がしゅわしゅわドバドバと立ちのぼる浴槽に、野郎どもがハイテンションでひしめき合うカオスよw いや～、信じられないくらい汗だくで、気持ちよかったです #家サ活 #PR https://t.co/J03xjRd0Fr
— 漆原直行 (@NaO_UrUsY) October 25, 2019
でもって冒頭の一文に戻るわけですが、正確にいうと「メチャメチャ高温のドライサウナって、体型的に熱がこもりやすいのか、すぐにクラクラしてしまうので、あまり長時間は入っていられないんですよね」ということでして。
「サ道」って、エクストリームすぎない？
もともと、冬場にざるそばを食べても汗をかくくらい、猛烈な汗かきなのですが、長風呂をして汗をガッツリと出すのは大好きなのですよ。ドライサウナは苦手なくせに、ちょっと温度が低めのミストサウナにササッと入るのは非常にウキウキだったりします。
こう言うと、近ごろ流行の「サ道」を求道するサウナー諸氏からは「えーっ、ミストサウナのよさが全然わからないです」「ミストサウナのほうが長時間入っていられないなぁ」「なんか、ガツンとこないじゃないですか」「ミストサウナ程度じゃ、サウナから出たあとの水風呂がぜんぜん気持ちよくない」などなど、理解してもらえなかったり、邪道扱いされたりすることが少なくありません。
いや「ドライサウナこそ至高」というのもわかりますよ。カラカラに乾いた、熱のカタマリのような空気に身を晒し、容赦のない暑さに肌を焼かれながら、徐々に汗を滲ませる。最初はささやかな湧き水のように浮かび上がった汗が、次第に小川のような一筋の流れとなり、それらはやがて大河のごとく連なって、ポタリ、ポタリとしたたり落ちていく。
そうして限界まで耐え抜いた“発汗の求道者”たちに与えられるのが、極上の水風呂体験ですよ。緊張と弛緩の極み。他に類を見ないカタルシス。天にも昇るような爽快感。はい、整いました～!!
……ていうのは、感覚としてはわかるんです。わかるんですけど、僕の場合は普通に生活しているだけでわりと汁気が多い感じですから、ドライサウナと水風呂の反復を行ってしまうと、汗をかきすぎてすぐに気持ち悪くなってしまうんです。整いすぎて、本当に昇天……あ、気を失いそうになるんです。
流行のサ道は、どうにもエクストリームすぎるんですよね。タバスコを原液のままどのくらい飲めるのか競争だぜ！ みたいな。で、その後は冷たい水をガバガバ飲めばクチの中がサッパリするからいくらでもイケちゃうじゃんガハハ!! みたいな。違うか。しらんけど。
「ちょうどイイ感じ」の発汗体験
そんな、傍流サウナーの漆原にとって、あまりにもしっくりきたのが、冒頭のイベントでご紹介いただいた入浴剤の「バブ メディキュア 発汗リフレッシュ浴」でございます。
なんていうか、汗をかく気持ちよさの具合がミストサウナ的だったんですよね、個人的に。
身体にガツンとくるような、エクストリーム感はほぼ感じません。ただ、お湯に濃厚感が醸されるというか、“いいお湯”に浸かっている感覚は猛烈に味わえます。普通にバスタブに身を沈めているだけで、いつもよりしっかりと汗をかけるような印象を持ちました。「家のお風呂でサウナみたいに汗をかく！」という惹句も、なるほど納得です。
入浴剤はわりと好きで「バブ」シリーズもよく使っているのですが、一般的な「バブ」よりもワンサイズ大きめで、発泡も派手な感じ。ジュワジュワと泡立つ様子を眺めつつお湯に浸かるのも楽しいものです。
サウナが好きで、大量に汗をかくのが好きな御仁はもちろんですが、「長時間お風呂に浸かるのは苦手だけど、しっかり発汗したい」という方にも、わりと本気でおすすめできる入浴剤だと思います。
そうそう、イベント終わりにスタッフの方に確認したところ、お子さんが入浴しても問題ないそうです（大人と一緒にお風呂に入れるようになった赤ちゃんでもOKとか）。家族みんなで、安心して浸かれますね。