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テイクアウトのみの営業を続けて1年以上も経ってしまいました。カリフォルニアは6月15日以降、コロナ防止のための規制を全面解除して、現在多くのレストランは食事を楽しむ人々でいっぱいです。 うちもぼちぼちと、店内を開放していますがテイクアウトのみの営業にすっかり慣れてしまって、始めはちょっとあたふたしていました。 ああ、テイクアウトだけのなんて楽ちんな日々だったことでしょう! 店内サービスがないというのは、本当にシンプルな営業形態で、キッチンはまず皿洗いが大幅に時間短縮され
夕方5時、店に到着すると、すでに早めのラッシュが始まっていた。 ずっと続いていた雨が止んで、一日陽が差していた日。 人々は、誘い合って食事に出かけることにしたのだろうか? 次々と来店されるお客様。 そして、いくつものバースディ。 20人のバースディパーティが6時に控えていた。 私の顔を見て、サーバーのジェシカが、泣きそうな、怒ったような顔を向ける。 「どうしたの?大丈夫?」 「大丈夫じゃないかも」 そんな返事を聞きながらも、私は、すぐにドアの前で待っているお客様の対応に
お店に飾るための、蘭を買いに行った。 私の町には、大きなスーパーマーケットが、コストコを除けば3軒ある。その中の一つの店の蘭は、たいていフレッシュで、種類も豊富なのを発見して、最近はそこで買うことにしている。 入口に入ったとたん、目に飛び込んできた色とりどりの蘭が迎えてくれる。 ああ、眩しい。 歩いて回るも、どれにしようか、視線があちこちに飛ぶ。お花に囲まれる、この瞬間の胸の高鳴りはいつも。 私を見つめる蘭もあれば、よそよそしくそっぽを向いているものもある。 ふい