ナオさんのご遺体
今日は、青井ナオさんという若い女性の葬儀が営まれている。
私は葬儀場の従業員として、多くの人生の終わりに立ち会ってきたが、若い方が故人となると、ご遺族はもちろん、従業員側の気持ちも整理がつきにくい。
何度経験しても、慣れないものだ。
ナオさんは黒いスーツを身にまとい、静かに眠っていた。
その姿は、穏やかでとても美しかった。
ナオさんは生前、周囲を明るく照らす存在だったようだ。
それを裏付けるように、多くの参列者がナオさんの葬儀に訪れていた。
私は、お一人ずつナオさんのご遺体の前までご案内し、お話することを促した。
…
母親は涙ながらにナオさんの手を握りしめた。
お母さん「ナオ、あなたは私たちの誇り…いつまでも心の中にいるからね」
親友のミウさんは、ナオさんの顔を優しく撫でた。
ミウ「ナオと一緒に過ごした日々は私の宝物!ナオの笑顔がずっと私たちを支えてくれるよ!」
職場の同僚である鈴木さんは、ナオの誠実さと明るさに感謝の意を示した。
鈴木「あなたの存在がどれほど大きかったか、言葉では表せません。本当にありがとう」
※公開している画像/テキストはすべて趣味制作のオリジナルでフィクションです。
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