ナオ様“拷問”の時間です
我々は魔王軍の手に落ち、ナオ様と供に監禁されている。
拷問官「ナオ様…どうしてもお話いただけませんか?王国の秘密…」
聖剣「無駄だ。ナオ様は王女にして"騎士団長"。この程度の仕打ちに決して屈しない!」
拷問官「そうですか…それでは大変心苦しいですが…今日から本格的な"拷問"を開始したいと思います」
ナオ「私は大丈夫だ」
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拷問官「トーストです」
聖剣「トースト?はははっ!まさか食べ物で釣る気か?子供じゃあるまいし!」
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ナオ「おいしそ~」
ナオ「ち、違うぞ!べつに私は誘惑された訳じゃなくて!ただ美味しそうという感想を述べただけであってそれは人類皆思うことで…」
ナオ「この私がトーストに屈するわけが無い!!」
…
ナオ「あああああ!」
ナオ「ここまで漂ってくる香ばしい小麦の香り…見ただけでわけるもちもちしっとり感….パンがさける音すら美味しい!」
聖剣「ナ、ナオ様?」
ナオ「くそ…この程度の"拷問"に…屈するものか…」
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拷問官「ビーフシチューです」
ナオ「まさか!!キサマ!!」
ナオ「あああああ!絶対美味しいやつううう!!」
ナオ「あああああ!」
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ナオ「話し…ます…」
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…
拷問官「なるほど…国王軍にはそんな弱点が…」
ナオ「話した…話したわよ…だからトーストを頂戴…1枚でもいいから」
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拷問官「ひとつと言わずトーストパーティー開催よ!!」
ナオ「イェーイ!おいしー!!」
※公開している画像はすべて趣味制作のオリジナルです。
※このストーリーは漫画「姫様“拷問”の時間です」のパロディーです。
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