
メインエフェクターボード 番外編| strymon/IRIDIUM
本家エフェクターボー道も、エフェクターボードの前にアンプの紹介をしますので、いきなり番外編ですが、私にとってのアンプであるstrymonのIRIDIUMについて書きたいと思います。
ボード全体像についてはこちらの記事から
1. IRIDIUMとは
AMP & IR CABエミュレータです。なんのこっちゃですね。
要は、ヘッドホンを挿して聴いても、ちゃんとキャビネットから鳴っているようなリアルなアンプサウンドが得られますよ、という代物で、アンプで大きい音が鳴らせない在宅マンの強い味方です。
2. IRIDIUMを選んだ理由
2.1 ヘッドホン端子がある
在宅ギター弾きとしてはこれが1番です。
いかに家族や近隣に迷惑をかけず、そして周りを気にせずギターが弾けるか、そのためにヘッドホンでいい音というのは最重要ポイントです。
アンプシミュレーターでよく比較されるのはUAFXですが、あれにはヘッドホン端子がない。
HX STOMPやGT-1000 core等のマルチにはあるけど、高くて買えない。
しかもこのIRIDIUM、ヘッドホン端子が筐体前部分にあります。基本的に机に置くので、地味ですが素晴らしいデザインだと思います。

2.2 アンプが3種類使える
Fender、VOX、Marshallと超スタンダードどころを1つでカバーできるのは素晴らしいです。
多すぎず少なすぎず、マルチのように種類がありすぎて困ることもなく、いい塩梅です。
独自のMatrix Modeling™により、微妙な特徴やユニークなトーンまで捕らえた3種のアンプモデリングを完成しました。
Round Amp – based on* a Fender® Deluxe Reverb®
Chime Amp – based on* the Brilliant channel of a Vox® AC30
Punch Amp – based on* a Marshall® Plexi (Super Lead model number 1959)
2.3 操作が直感的
strymon製品に共通して好きなポイントです。
裏モードやMIDI操作もあるにはありますが、かなりこだわる人向けだと思うので、基本は筐体にあるノブをいじるだけ。
デジタルのサウンドにアナログの操作性、そしてブランドで統一的なデザインが、strymonの愛される理由な気がします。
3. お気に入りのセッティング
IRIDIUMはサードパーティ製のIRデータも使用できます。
デフォルトのものも十分素晴らしいのですが、こちらの動画を見てYork Audioのものを買ってみたら良かったので、色々買ってみて、今は以下の組み合わせに落ち着いています。
3.1 メインボード用
AMP:Punch ch (Marshall Plexi系)
CAB:York Audio FDMN 412 (Friedman "Vintage" 4×12 cabinet)
メインボードはレスポールタイプのギターも使ったりかなり歪ませることがあるので、プレキシ系アンプに4発キャビといった迫力あるサウンドがお気に入りです。
Bogner 4×12も気になってるので、セールになってたら買ってみようかなと思っています(憎き円安)。
3.2 アナログ直列ボード用
AMP:Round ch (Fender Deluxe Reverb系)
CAB:York Audio BMAN 410 P10Q (vintage Tweed Fender Bassman 4×10 cabinet)
メインボードの他に、アナログエフェクターのみで構成した直列のボードもありまして、このフェンダー系の組み合わせが気に入ってえます。
主にテレキャスタータイプのギターで使いますが、クランチサウンドが秀逸です。
最近のアンプモデリング技術は本当にすごいですよね。アンプの実機を持つ人はどんどん減っていくんだろうなと思います。
IRIDIUMがリリースされて結構経つので、strymonからもアップデートや新機種リリースが待ち遠しいです。