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ノンアル人生はじめての夏

人生の前向きな選択としてお酒を飲まないライフスタイルを送る、「ソバーキュリアス」を実践してから2ヶ月が経った。

連日の酷暑で、ビールや白ワインを体が渇望するかと思いきや、まったく問題なく、はじめての夏を乗り切れそうだ。

夫は相変わらず週末だけ飲んでいるけれど、彼も年々アルコールに弱くなり、さほど量は飲まない。
もともと大のビール党で、30代のころはロング缶を一晩で2、3本は軽く空けていたのに(ちなみにわたしはワインボトル1本はラクラクという強者だった)、近年はギネスビールとクラフトビール以外はあまりおいしいとも思えなくなったという。

しかも350mlを超える量のビールを飲むと、しゃっくりが出始めてなかなか止まらなかったり、翌朝は喉や鼻の奥がねばつく感じがしたりして、不快なんだそうだ。

わたしはとくにそうした症状はなく、ただ翌朝の体調、とくに頭がダル重いというだけだったけど、そんな夫を見ていて、もう飲むのをやめてもいいかな、と思ったところはある。

お酒を飲むのも、酔うのも、それを楽しめるには体力が必要で、飲んですぐ眠くなったり、翌朝も残っている感じがするということは、体がなかなか消化しきれないってことなんだろう。
そうした現実を受け入れ、変化に合わせて飲み方や食べ方を調整していきたいし、ただでさえ更年期まっただなかでなんらかの不調がある状態がデフォルトの今、自分で対処できることはしたい。その思いから、大好きだったお酒をあっさりやめられたのだった。

酔わずに「飲む気分」だけ楽しむ


ソバキュリアンとして飲み物を選ぶようになってみると、時代の流れ的に、今は「酔わない」方向へ風が吹いているのが感じられる。

以前は「酔わない」を謳っているノンアルコール飲料に対して、酔わない時点ではたして飲む楽しさなんてあるの? と首を傾げていたものだけれど、今はその意味と価値がよーくわかる。

「飲みたい」と「酔いたい」はイコールじゃないのだ。
わたしは今、クタクタに疲れた週末の夕方、「今週もよく働いたなー、よくがんばった、自分」とつぶやきながら冷蔵庫を開けるとき、目の前に夫が冷やしている冷酒の瓶があると、一瞬「うわ、おいしそー」と思ったりする。

でも、すぐ追っかけるように、これを飲んで自分がふわりと酔う状態がリアルに想像できてしまい、キキキーッとブレーキがかかる。
つまり、それくらいに今わたしは「酔いたくない」と思っている。

やりたいこと、やらなくてはいけないことがいっぱいある。
それに対して時間が足りない。
今の自分の体力では、酔うことで自動的に店じまいとなってしまう。
それがわかっていると、「飲みたくはあるけど酔いたくはない」となる。
なるほど、このようなニーズに対して、いま世間にはノンアル飲料が次々と登場しているのだ。

この2ヶ月間で試してリピートしたノンアル飲料

というわけで、もし誰かのお役に立てばと、わたしがこの2ヶ月で試し、「うん、これはいけるかも」とリピート購入したドリンクを紹介します。

ワイン党だったので、ノンアルコールのワインをまず探しはじめたものの、ネットではよさげなボトルも見つかるものの、現在ノンアル派はわたしだけなので、ボトルで買っても飲みきれないと気づく。

そこで、稲垣吾郎氏がCMキャラクターを務めている点に信頼を寄せてさっそく試したのがこちら。

1本税込140円ってことは、ビールと発泡酒の中間くらいのお値段?
でもこれをワイングラスに注ぐと2杯分くらいになるので、1缶で十分満足。わたしはどちらかというと赤がお気に入り。白は、よくいえば若いぶどうっぽいフレッシュな酸味があり、ワインのそれはちょっと苦手だったのだけど、これは微発泡なのも含めてアリって思える。飽きないように赤白を織り交ぜつつ楽しんでいます

かつてはクラフトビールか、プレミアムモルツまたはエビスが好きだったワタクシ。でも、近年、ビールはどうしても飲みたいというものでもなくなっていた。
だからノンアルコールビールは、気に入ったものがなければ別に買わなくてもいいやって思っていたのだけど、これは気に入ったんです。
ライムショットなので、コロナビールにライムをしぼる、あの感じ。それのアルコール抜きバージョン。
ビールらしいコクの再現にこだわった商品より、むしろ好みに合うみたいで、揚げ物料理をする日など、「こういうときは片手にビールでしょ!」って状況では、これをプシュッと開けてグビッと飲むと、ピタッとはまる感じがします。

続いてはこちら。おなじみ「酔わないウメッシュ」。なんと10年連続カクテル系ノンアル売り上げNo.1、だそうです。
くわえて「ゆずッシュ」もお試し済みで、他社のノンアル飲料に比べてちょい高めだけあって、さすがにおいしい。でもカロリーも高めなので、たまに、ってことにしています。
上のブランドサイトで、ウメッシュのピンクの缶や、「レモンっシュ」もあるとはじめて知った。お店で見かけたことないなぁ。ぜひ試してみたい!

以前は梅酒はあまり飲まなかったけれど、「酔わないウメッシュ」を大切なバカラのグラスに注いで飲んだら、十分「ムフフ♡」となれて、そのとき、「わたしはただ飲みたい気分ってだけなのであって、酔いたいわけじゃないんだな」ってことに気づいたのでした。

これ、流行ってるのかな? 気に入って買おうと思っても店の棚にないってことが何回かありました。
お値段も手頃で、地元の酒屋さんやスーパーでは100円台(でも定価は普通に140円以上はするみたい)。

わたしはサワーとかハイボールはあまり飲まなかったけれど、ノンアル飲料ってどうしても甘みが強く感じられるものが多いなか、これはいさぎよく甘みがカットされているところが好きです。
あきらかにソバキュリブームにぶつけて開発された新商品のようで、こんな記事を見つけました。今年発売されたばかりなんですね。

こんな感じで、週末の晩酌タイムではノンアル飲料をいろいろ試しつつ、引き続き、ちょっとだけごほうび感のある夕食タイムを楽しんでいます。
ただノンアルだと、満腹感を得るのが早く、食後もシャキシャキ動けて、なんならまた仕事もできるので、やっぱり変化はそれなりに大きいです。

ソバキュリ生活の経過は、また折に触れて書きたいと思います。

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