見たことないタイプの絵を描くアフリカ人アーティスト
NYに来たら絶対外せ無いミュージアムの一つ、Whitney Museumに久々に訪れました。毎週木曜の午後(確か1〜5pm)はAdmission freeなので自分の好きな金額だけ払えば入場出来ますよ。
今回も特に目当ての展示があったわけではなく、時間があったので来てみた、という感じで見てきました。一番の目玉はJulie Mehretu(b.1970 エチオピア)の展示。
広いフロアにかなりの作品数、さらに写真からも分かるように一つ一つの作品のサイズが大きい!のでとても見ごたえありでした。
とにかく表現方法が面白い。今まで見たことのないようなペインティングでした。ぱっと見わから無いのですが、よーく見ると建築設計図のような下地があってその上に抽象的な絵があって、かと思えば水墨画のようなハンドペインティングが施されていたり、幾何学的な柄を重ねていたり、様々の技法のレイヤーによって完成されていて、見ていて面白かったです。
作っている行程のビデオが会場では公開されていましたが、サイズも大きいので、クレーンを使ったり、デジタルの力も借りつつ、何人ものアシスタントの協力のもと製作していました。気が遠くなるような作業・・・そして計算され尽くされた構図。
本当に近代的で新しいな、と思いました。絵のテーマは政治や人権運動など世の中で起きている問題に向き合ったものが多いようです。
ホイットニーミュージアムの上から見るハドソン川。バルコニーにも何点か作品の展示あり。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?