最初で決まる!?家づくりの現実
これから家づくりをしていこうと思っている人は是非読んでほしい内容になります。
いい住宅会社の種類と見分け方
今回も引き続き、「後悔しない家づくりのすべて」という本を紹介したいと思います。
1級建築士YouTuberのげげさんが書いている本ですね。
前回までの内容はこちらになりますので、そちらも合わせて読んでみてください。
https://namonakidesignoffice.com/?p=447&preview=true
https://namonakidesignoffice.com/家をつくる前に抑えておきたいポイント9つ/
https://namonakidesignoffice.com/家づくりとお金のいい関係%E3%80%80「賢い人が実践する10/
いかに家づくりが大変なことかをご理解いただけたかと思います。
それではいきましょう!
ハウスメーカー、工務店、設計事務所、結局どこが良い?
幸せに暮らせる家をつくるには、最適なパートナー選びが不可欠です。
現在、住宅の建設を請け負っているのは、大きく分けて「ハウスメーカー」「工務店」「設計事務所」の3つあり、それぞれ特徴があります。
ハウスメーカーは、自社のブランド力や営業力により集客を行う「営業会社」の側面が強く、実際の施工は地域の工務店が請け負います。価格は割高ながら、一般的に高耐久で、それなりの品質が担保できます。
工務店は、施工エリアが小さく地域に根差した会社が多いです。施工のスペシャリストですが、その技術は会社によって大きくばらつきがあり、優良な工務店をいかに見つけるかが勝負です。
設計事務所は、施主と工務店の間に入るコンサルタント的な立ち位置であり、デザイン力や提案力に優れてますが、工務店単体に比べ、プラスで設計料がかかるためやや値段が高くなる傾向にあります。
それぞれに得意や不得意、メリットデメリットがあります。それを知った上で最適なパートナーを決めよう。
何が得意な会社か見極める
家づくりの最大の要素である、「性能」「デザイン」「コスト」。これら全てをパーフェクトに揃えてくれる業者は、存在しません。何回も言っていますが、完璧な結婚相手がいないように、完璧な家もありません。
例えば、家の性能を上げたいなら、その分価格も高くなります。デザインを優先すると、性能が犠牲になるケースが多いです。その代わり、日々のランニングコストは抑えられる傾向にあります。
限られた予算の中で優先順位を決め、それをもっとも得意とする会社を見極めるというのが、「幸せな家づくり」の鉄則になります。
方針が決まったら、候補となる会社のホームページやSNSを確認し、自分たちが重視する部分を得意とする会社を探しましょう。
無料相談所に頼るべき?
注文住宅を建てる際に、多くの人が訪れるのが、無料相談所です。一見すると「無料でパートナーを紹介してくれる」と思いがちですが、実はお金が動いています。
無料相談所の運営コストの多くは、そこに登録している住宅会社から出ています。無料相談所の紹介によって注文住宅を受注した場合、住宅会社は一般的に3〜5%の紹介料を支払います。では、この紹介料はどこから出ているのかといえば、家の代金に上乗せさえれている可能性があります。
財力のある大手ハウスメーカーなどは、こう言った無料相談所に広告費を払っています。そのため比較的高くなるのがハウスメーカーなのです。
かかわってはいけない住宅会社がある
住宅会社にはそれぞれ得意不得意があり、「自らが望む暮らし」や重視する要素によって最適解が変わってきます。ただ「こんな会社とは関わらない方がいい」という基準なら個人的にある程度わかります。
本気で、「お客様の家づくりを良くしたい」と思っている会社かどうかを見極める必要があります。
例えば、「社長に魅力がない」「理念がない」「実績が少ない」「担当者が理論的ではない」「見積もりが大雑把」「他社をけなす」このような会社は避けた方がいいでしょう。
一生で一度の家づくりです。
生涯にわたって関わりを持てる会社・企業を選ぶことをお勧めします。
毎週打ち合わせって普通なの?
注文住宅を建てるなら、担当者とのコミュニケーションは必須です。会社や担当者によって打ち合わせの頻度はさまざまですが、年間着工棟数が多い会社ほど、商談の頻度が多い傾向にあり、営業もパワフルです。
決めることがたくさんあるため、打ち合わせが毎週になることもあります。会社側からすれば当たりまえですが、お客様からしたら、毎週する必要がないかもしれませんね。
ですが、いつまでの完工なのか?そのためにはいつまでに着工しなければいけないのか?いつまでに契約するのか?そのためにはいつまでに打ち合わせを終えて と・・・決めなければいけないことも多く、企業側も打ち合わせ後に大急ぎで図面の作成や確認申請などの申請業務をしなければいけません。
当たり前ではありませんが、比較的時間が要するのは確実です。
大手の営業マンは、成約数に加え、「アポイント回数」「アンケート枚数」「見学会の来場予約数」といった細かなノルマを抱えている場合もあります。
「とりあえず住宅展示場へ」に潜むリスク
大手メーカーが並ぶ総合展示場は、実物を体感できる上、家づくりについて詳しい話を聞くことができ、足を運ベば大いに参考になります。
ただし、「とりあえずいくか!」と何も考えずに訪れるには、リスクがあります。
住宅展示場の営業マンたちは、家づくりのプロというより、家を売るプロ。その知識は自社商品に偏っていることが多く、磨き抜かれた営業トークでお客様に当たります。何も知識のない状態でふらりと住宅展示場に行けば、最初に出会った営業マンの巧妙なセールストークが「住宅の常識」と思い込んでしまいます。
ある程度、知識武装をしてから行くことをおすすめします。
家づくりはもっと自由です。注文住宅と言いながらも割と決まった形や素材を使うことが多く、決めることが苦手な方は、決めやすいというメリットがありますが、何もかも自由に選びたいという方はデメリットになるかもしれませんね。
最後に
住宅会社の見分け方はいかがでしたでしょうか。
ハウスメーカー、工務店、設計事務所、結局どこが良い?
何が得意な会社か見極める
無料相談所に頼るべき?
かかわってはいけない住宅会社がある
毎週打ち合わせって普通なの?
「とりあえず住宅展示場へ」に潜むリスク
それぞれの特徴を理解すること。そして「自分たちの暮らし」を見つけること。同じ方向を向いた会社と家づくりするほどストレスのないものはないと思います。
自分たちが右に行きたいのに、左に行くという企業もたくさんあります。
その行先が同じ方向を向いていればどれだけ楽か、家づくりを経験したことのある人ならわかるかもしれませんね。
自分たちの「家づくり」を実現してくれる会社は実はそんなに多くないかもしれません。
一番最初の関門になりますが、そのあとの家づくりを決める大きな決断になります。
自分たちに合った会社を見つけていきましょう!
ではまた!
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