恋する編集者シリーズ「はつ恋。」感想
ストーリー★★★★★
えっち度★★☆☆☆
糖度★★★★☆
シチュCD、所有しているのは当然佐和さんが圧倒的に多いんですけど、単体作品は初ですね(笑)
まあ最近土門さん達にハマってるからなぁ……
個人的にストーリーが非常に良く、久々に佐和さんって凄いなって強く実感した作品でした。
以下ネタバレありです。
キャラクターが本当に可愛い。
高校の時臨時で入ってきた英語教師のヒロインに一目惚れするんですが、タイトル通りそれが彼にとっての初恋だったんですね。
初恋らしく、ひたむきにまっすぐ好意を寄せてくる姿は本当に可愛いし、「あーこれは年下で高校生といえど惹かれる理由がわかるなー」と思いました。
やっぱり佐和さん、今時の男の子の、ちょっとノリが軽い演技が本当にお上手。勿論色んな役の色んな姿も毎回思うのですが、凄いなと。
泣きの演技が個人的に今回本当にすごいと思いました。めちゃくちゃ泣き方が高校生なの。
声を上げて泣く姿がめちゃくちゃ真っ直ぐにヒロインに恋をした男の子らしくて、胸を締め付けられました。
シナリオに難点があるとすれば、何処かのレビューで指摘されてた、ヒロインが教師をやっていた頃から何も変わっていない、というところ位かなと思うのですが、でもヒロインの悩みはわかるんですよ。
始まりは教師と生徒。彼と再会したところで年齢差がある。女としては気になっちゃいますよね。自分が先に老いる訳ですし、結婚を意識する事になるし、でも彼を縛ってはいけないのではないか、とか。
年齢差がどれだけあるかはわかりませんが、簡単には解決出来ないのではないかと。
それにヒロインが泣いた理由、私はなんていうか、彼が「引導を渡してよ(フッてほしい)」と言ったのもあるんじゃないかなって思いました。私は「え、そこ付き合ってほしいとかじゃないの?」「ヒロインから逃れたいの?」って思ったんですよ。
そしたらなんていうか、普通に返答に困るんじゃないかと思うんですよね。
ヒロインが幾ら彼に惹かれていても、彼が恋を終わらせたがっているのだったら、傷つけた自分から軽率に好きなんて言えないんじゃないかな。だからこそ、責任を感じて泣いてしまったんじゃないかなー。
まあヒロイン泣きすぎ、逃げすぎ(笑)とは思いましたが、私は最初からそう考えていたしそういう風に捉えていたので、全然気になりませんでした。
っていうか、ヒロインの考えていることが全く分からない酷いシナリオなんか山ほどある訳で(笑)いや、ほんとにマジで(笑)
シナリオは本当にしっかり練られているんですよ。過去に溺愛sparkの佐和さんを購入したんですね、それはCD二枚組で、一枚目は出会いから始まるんですが、もう同じ会話しかしてないんですよ(笑)告白→無理→告白→無理、みたいな(書きたくなってきたのでまた今度感想書きます)
でもこれには全くないんですよ。しっかりひとつひとつの会話ごとに二人が惹かれあっていっているのが伝わってくるんです。
しっかりシナリオが練られている分、えっちなシーンは少ないんですが、それでもシナリオが良かったので十分満足できました。
シナリオが良いと役者さんの良さが本当により一層際立つ感じがするのでもっとシナリオ重視されてほしい……(^o^)
最近中々佐和さんの当たり作品に出会えていなかったので、ツナボニさんへの信頼感が高まりました…w