なにわ男子 +Alpha 〜恋じゃないけど、恋のようなもの〜
Aぇに引き続き、初コンサートでした。
なにわ男子 - LIVE TOUR 2024 +Alpha !
なにわ男子の良さって言語化が難しくいつも消化できなくて悩ましい。例えていうなら、良質な美容液かぎゅんぎゅんに入ったパックを使う時、本当にちゃんと浸透してる…?まだこんなに潤ってて捨てられない…もったいないから手とかに塗るか……な気持ち。なんじゃそりゃ。
強いて言うなら、デビューから一貫して「恋じゃないけど、恋のようなもの」を与え続けてくれているなと思うのです。
恋じゃないけど、恋のようなもの。
恋のいいところ、の伝道師。
1st Albumはまさに「1st Love」でトキメキとその中にある純粋ゆえのひとさじの不穏を詰め込み。2nd「POP MALL」はそれを商業的な形でピカピカのテカテカに磨き上げ、アミューズメントパークのように私たちを夢の世界へ誘ってくれていました。続く今回の「+Alpha」も、そうですね、
恋のいいところであり恐ろしいところの一つである、"まるで事故のような衝撃"、を受けたと思っています。 初リアルコンサートであるということを除いても、そんなふうに感じさせられました。
オープニング動画は荘厳なクラシックがビジュ強強メンバーに1曲ずつ重なり、なんとオシャレで贅沢な。皆が知ってるポピュラーなクラシック曲を、息つくまもなく切り貼りする感じが逆説的に先進的でした。
からの、なにわ男子ご本人登場!
ま、まぶしい…。
もはや眩しすぎて何色かわからんかった。
ピンクゴールド? とにかくキラキラして、そのキラキラにもクラシックにも負けない7人の存在がのっけから迫りくる。
NEW CLASSICからJoin us! へアナログからデジタルへの華麗な流れ。I wishまでの3曲は疾走感のあるナンバーで、みるみる世界観に引き込まれます。ただただ感動押し寄せタイム、なんせ初なんで。
その後少しチープな(?)宇宙コンセプト動画を挟みユニット曲2曲。
恋やけどめええええええ!!!!
なおちょりん的・前半の最感激ポイント。
ピンクと水色の、THEアイドル衣装に身を包んだ大西畑。大西くんのチーク、手首の角度、あまりに超絶KAWIIすぎてほーーーっとため息をついて見ていました。これは重要文化財、国宝、特別指定天然記念物、いやもうなんでもいいから後世に伝えてくれよな……
タクシーに乗る大橋くん動画から、これまたクオリティの高い80年代風ステージに。みなさんちょっとキザ?な赤お召し物がグッドです👍
アリーナ花道横ということもあって、特にこの辺りは一人一人を堪能する時間になりました。
その中でも目を引いたのは3人。ハットと丈が長いシャツに身を包んでオーラ全開の西畑くん。
薄手のカーディガンで綺麗な骨格があらわになっていた大橋くん。ダンスの、特にウェーブが綺麗で見惚れました。真っ赤なショートジャケットが美しい大西くんのダンスはいつものごとく綺麗なラインで、スポットライトが当たってなくても指先までアイドルでした。
Happy Happy Birthday!で、アリーナに大きなメンカラバルーンが投げこまれ、みんなでステージに運ぶ演出も楽しかったです。バシッと打ち返す西畑くんも解釈一致の西畑大吾でした。MCは長くなるし他の方のレポがよっぽど正確なので割愛しますが、大橋くんがずんちゃんスナちゃんの話ししたのは覚えてる。
ちゅきちゅきハネムーン前のPOP MALLの流れを引き継ぐ丈子と流星のドラマ仕立て動画。今回も本編前のCMがよく。通販番組の社長(おじさん)役大橋くんがわざと素人っぽく滑舌悪目に話したり、サポートとなる歌手?役西畑くんが首を傾けて独特な雰囲気を醸し出したりと、センスが爆発していました。
いいぞもっとやれ!!
その後真っ白の衣装に身を包んだなにわ男子はもう、One Love!って感じ。パキパキとしたTHE⭐︎かっこいいの振り付けに見え隠れする大橋くんの癖ある振りがグッと来すぎました。
ウェディング丈子はいけいけでしたね。テヘペロぷるぷる〜!だったかな。何それ。
ちょっと飛ばして最後の方行きますね。
The Answer!!!!
が!すごいのよ!!!!
近未来的な、宇宙服のような衣装。
いやこれ嵐ファンにしか伝わらないんだけど、THE DIGITALIAN風、曲自体もごりっっごりに編曲されて、尖ったアレンジがなされている点にも嵐みを感じてしまう。
演出も面白い。センターステージにいるメンバー一人一人に、人一人分の筒状の装置が被さってくるんです。ぐるっとLEDの液晶に取り囲まれる筒が光ったり歌詞が出たり、斬新な演出でした。Aぇより断然お金かかってる。まさかのその筒の中でお着替えで、ちょうどいい角度ではっすんの美しい身体のラインが見えちゃって、見てはいけないもの見ちゃってるようでいやあもう…
アレンジや演出が壮大であればあるほどそれに負けないなにわ男子の気迫にやられる。終盤なのに1番の激しいダンスを全力でやりきっていて。フィギュアスケートやったら得点2倍とかやで……
最後の挨拶から始まる夜這星。
コンセプトにぴったりだな…と心穏やかに聞いていたら、1番の終わりかな?音楽が止まり、りゅちぇの大きな瞳がステージ後ろのスクリーンにアップになって、その奥に奥に吸い込まれるような壮大な流れの映像の後に。
最も明るい星、アルファ星。
コンサート前にずっと写されていた一等星と全く同じ場所に重なった。
パッと場内の照明が明るくなる、その瞬間。
好きだよ、いつだって、特別で、大切だから〜
Alphaだ……!!!!
こうくるのか。
こうきたのか。
ガツンと衝撃のような眩暈を感じた。
このコンサートの世界観の全てが凝縮されているように思えた。
星の光が到達するまで何千年もかかる、と知った時の不思議な気持ち。想像しきれなくて、教科書で見た人類の歴史を辿ってみて……そんな幼い頃のことをふと思い出した。もしかしたらその時間の流れを補っているのが、随所に被せられる古典的なクラシック音楽だったのかもしれない。
好きだよ、いつだって特別で大切だから。
そんな、誰でも言えるような歌詞だけど、人類はずっとこれを繰り返しているんだろうな。この歌詞では伝えきれない方の気持ちに思いを馳せた。そして、そんなことを思いながら無邪気に「愛がきらり光り舞う」、と踊る彼らはやはり恋の伝道師だった。
事故のように唐突に、突然ぶつかってくる尊さ。簡単には処理しきれなくて、宇宙にまで思いを馳せてしまう少年。
アンコールは2曲でした。
最後はなんとSpecial Kiss……何を隠そう私はこの曲で高橋担になりかけた時代がありまして。(詳しくはこちら)
入りの恭平くんの声が……
よかった……
心の琴線とかいうじゃないですか。
琴線に触れるみたいな。
恭平くんの声は、琴どころじゃない、私の心のエレキギターの弦と同じ周波数でびんびん響くんです。音源ですらくらくらするのに、生で聴くともっとすごい……
「もっと聞かせて、もっと教えて、」と声の強い弱いが波のように押し寄せる。「もっと、」でぐーんと彼の綺麗な意志がピンポイントで響くのに、吐息のように正確な音程で緩められた誠実な「聞かせて、」がまた別の心の部分をくすぐってくるんです。
うわ、と思ったのも束の間、私がいるブロックの横のスタンドに大橋くんがいて、しゃがんでこちらを向いてました。
こっち向いてる尊い…!うちわ及びペンライトを振っていると、なんと止まって数秒間手を振ってくれるではありませんか。大橋担は多いのできっと私だけではないのだろうけど。
あの、ライブバージョンの極み、汗かいて髪が張り付いてメイクも取れて目が小さくなって黒目がちになっちゃってるくしゃくしゃ笑顔の大橋和也さんが……私を見ているだと………
この前末澤さんと目が合わなかったからこそ、目が合うのもまたわかるんだ。たぶん。
いやあかんこれは。
これは事故だわ。ファンサって事故なんだわ。
思わず友達の肩に手をかけていました。脚に力が入らん。
……という私の+Alpha。
西畑くんは最後の挨拶で「みなさんのプラスアルファになれるように」と力強く言っていました。ありがたくもなんだか寂しくて。プラスアルファなんて言わずメインを張ってるよ自信もって、と思ったけど、人生におけるアイドル・推しって所詮プラスアルファでしかないのだと、言われてみればそれはそうなのです。
恋じゃないけど、恋のようなもの、だから。
大橋くんに手を振ってもらったあのトキメキは恋と言っていいけど、でも恋ではないから。
だからこそ、そういう恋の衝動のいいところを美しく一点突破でコンテンツとして仕上げてくれるなにわ男子さんに改めて感謝申し上げたい次第なのでして。
そして、今回まさに彼らのキラキラに深みと広がりがプラスアルファされて、その一方で恋やけどめやちゅきハネのようなコアの可愛さが確立されて……という彼らの進化にも元気をもらいました。
これだけ語ってるけどお盆明けまた復活当選の名古屋にいきます!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?