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自己紹介(プロフィール)|はじめてのnote

はじめまして。

合同会社ジングレイバー代表、研修講師・講演家として活動している池田奈帆夏(通称なおきゃん)です。


会社員から独立して7年。今日は自己紹介を兼ねてこれまでのことや、大切にしている価値観について書いていこうと思います!


自分らしさを見つけたり、生かしたりするきっかけを


現在、私は研修講師として活動しています。

企業のキャリア研修やビジネススキル研修、MBTIという性格検査を使った自己理解支援やチームビルディング、コミュニケーション研修などを主に行っています。


最近は、ベンダーさんからの依頼が多く、階層別の研修を担当することが増えています。たとえば、トレーナー業務をしているリーダークラスの方や、マネージャークラス、課長職の方々を対象にすることが多いです。

また、キャリア研修では2、3年目や5年目といった節目の社員の方々を対象にすることもあります。


研修時の様子


早速ですが、あなたは、「研修講師」って聞くと、どんなイメージを持ちますか?

スーツを着て、真面目な顔で一方的に話す人?
スライドを上手に読み上げる人?
「こうあるべき」を話す人?

私はそういう「普通の講師」とは少し違うかもしれません。

私が目指しているのは、「先生だから話を聞く」というのではなく、「この人、なんか面白そう」と思ってもらえること。
「人として興味を持ってもらえたらいいな」といつも思っています。

私の研修スタイルは、イメージとしては、インスタライブのMCのような感じです。

基本的には私が話すのですが、参加者からの発言やオンラインであればチャットを拾いながら進行していきます。その時の参加者の状態や様子、興味関心によって、予定していた内容から少し(かなり)脱線して別の話をすることも……。

スライドを脇に置いて、受講生に直接話しかけたり、参加者同士で話し合う時間を作ったりすることもあります。

このようなスタイルについて、担当者の方からは「これまでの研修よりも受講生が興味を持って参加しています!」というフィードバックをいただくことが多いです。

他の研修では「受けさせられている」という表情の人が多い中で、前のめりに聞いたり、うなずいたりする受講者が多いそうです。

参加者からも、「こうしましょう」というような一方的な研修ではなく「講師の事例が身近でイメージしやすかった」「自分たちはどう思うかを話せた」という声をいただいています。

自分の経験も織り交ぜながら


「自分らしさを大切に」

この考え方は、会社に勤めていたころからずっと持ち続けているものです。

私は、人にはそれぞれセンスや個性があって、それを活かして自分らしく表現したり、振る舞えているときが一番輝いていると思います。

だから、私自身も「自分らしく表現したり、振る舞う」ということをすごく心がけています。


弁当屋の子どもから、おもてなしのプロへ


少しだけ、私の過去のお話をします。

私の両親は、横浜で弁当屋を営んでいます。
私も4歳のころから店頭に立って接客をしていました。


小さい頃の私と母

実は子どものころは自分で名刺を作って会社ごっこをしていたんです。
両親が働いている姿を見て、「働く人」に憧れていたのかもしれません。

そんな環境だったので、高校時代から飲食店やサービス業のアルバイトをするのはあたり前。大学時代には、お世話になっていたイタリアンレストランの代表選手として接客の大会に出る機会がもありました。

大会に出場した時、最初は、「自分が一番いいサービスをしたい」という思いが強く、サービスのプロとしてやっていくキャリアも考えていました。

ただ、そのときに接客に特化した研修会社の社長にマンツーマンで指導してもらう経験をし、そこで気づいたんです。自分がサービスをするのも好きだけど、こういうサービスを提供できる人を「増やす仕事」もしてみたい。
「おもてなしのプロを育てるプロ」になりたいと。



大学時代に出場した全国大会で


就活が終わった2月、どの道に進むか考えた時、「サービスや飲食は好きだからいつでも戻れる」と思い、まずは育成のプロになろうと決意。人材育成の会社を選んで入社しました。


市場価値のある人間になりたい


ところが、現実は厳しかったんです。

1年目の営業時代は全然数字が出せず、ずっと万年ビリ。
2年目には営業で使い物にならなかったせいか、異動を言い渡される始末。

学生時代に全国大会で賞を取ったりしていたので「いけるだろう」と思っていた自分が、まったく成果を出せない。でも、できないとも認めたくない。そんな葛藤の中で、フラストレーションを感じながらも、自分の見てる世界はすごく狭いのかもしれないと思い始めました。

そして社会人6年目、独立を決意しました。
独立ということは、会社の名前じゃなくて自分の名前で食べていくということでもあります。

当時は貯金7万円で独立。
お金がなかったので、豆苗を育てたり、同僚にお米をもらったりしながら生活していました。

独立当初

ただ、お金はないけど、死なない。
人は何でもできる。そんなマインドでいました。


とはいえ、27歳でフリーで働くのは本当に大変でした。

契約でひどいことを言われたり、一方的に厳しい条件を提示されたり……。
悔しい思いをたくさんしました。


でも、そういう経験があったからこそ、「40代の男性講師と比べられてもしょうがない。だったら今の私で出せるメッセージを出そう」と思えるようになったように思います。


人って本当に死ぬんだな


私のキャリアには、いくつかの大きな転機がありました。
その中で、一番大きかったのは、コロナ禍で仕事がなくなった時のことです。

私の仕事は人前で話をすることがメインだったので、コロナの影響をもろに受けました。コロナ禍、半年近く無収入の状態が続いたんです。

それまでは、どれだけお金がなくても「死なないだろう」と思えていたのに、この時ばかりは「やりたいことができない」「やりたいことがない」と、本当に不安でした。

そんな時、ちょうど子宮頸がんが発覚したんです。幸い、ステージは早かったので治療はできましたし、命に関わることはありませんでした。ただ、それまで「死なない」と思っていた私が、はじめて「人って本当に死ぬんだな」と実感しました。それから、「どう生きたいか」ではなく「どう死にたいか」を真剣に考えるようになりました。

私が自分で面白いなと思ったのは、がんの診断を受けた直後、その足で銀座のbarに行ったこと。

自分の一番好きな場所で落ち着こうと思ったんです。大好きなバーで酒棚を眺めながら、大好きなジントニックを飲んでいた時に、「あー私、お酒に囲まれて死ねたら本望かも。こういうことに打ち込んで死にたい」と思いました。「どう生きたいか」ではなく「どう死にたいか」です。


ジンのイベント

それまでなんとなく抱いていたクラフトジンを使ったサービスのアイデアを、その場で実行に移すことを決意しました。そこからは本当に忙しかったです。

手術をしながらクラウドファンディングの準備をしたりと……。



クラウドファンディング


大変でしたが、自分にとってはコロナ禍で感じた「やることがない」「やりたいことがない」「価値発揮できない」という状態の方がしんどいんだと気づきました。無収入は怖くなかった。ただ、自分の価値を発揮できないことの方が怖かったんです。


自分らしく、ありのままに


こういった経験を経て、今、私が一番大事にしているのは「自分らしく」「ありのまま」「等身大」でいることです。

研修では「等身大のリーダーシップ」という言葉をよく使います。

リーダーシップというと、人前に立って目立って、すごくできる人のイメージがありますよね。でも、私は等身大の、自分らしいリーダーシップでいいと思っています。

自分にできることを見つけて動けば、自然に周りが動いてくれたり、そういう自分らしさに誰かが惹かれてくれたりするんじゃないかな。そう思っています。

そして私にとって、自分らしい状態は「表現している時」だと思います。それは登壇だけじゃなくて、なんでもいい。とにかくマイクを握っている時が一番強いと感じています。登壇でも、講演でも、司会でも。


歌を歌っている時の私

実は、昔から歌うことも大好きなんです。上手い下手は関係なく、マイクを持って歌っている時が一番気持ちいい。だから今も、ライフステージが変化する時や、落ち込んだり自分に何もできないと思った時は、ボイストレーニングで歌う機会を作ったり、ライブに出ることを決めたりしています。

自分が一番自分らしくいられる場を自ら作ることが、すごく大事だと思っています。


まとめ

「自分らしさを大切に」

なんて言うと、ちょっと自己中心的に聞こえるかもしれません。
でも、そうじゃないんです。

自分の気持ちに正直になることは、決して他人を無視することではありません。むしろ、自分のことをよく知ることで、他の人の気持ちもより深く理解できるようになるんです。


たとえば、「私はこうしたい」という自分の気持ちを大切にすることで、他の人の「こうしたい」という気持ちにも、より敏感になれるんです。

また、自分らしさを認めることは、同時に他人の個性も認めることにつながります。


私たちひとりひとりが、様々な面を持った複雑な存在だということを理解すると、周りの人との関係性がぐっと豊かになります。「この人はこういう人だ」と決めつけるのではなく、その人の多面性を受け入れられるようになるんです。

ここまで読んで、「でも、今の自分を変えるのは怖い...…」と思った人もいるかもしれません。でも大丈夫。変化は一晩で起こるものではありません。

まずは小さな一歩から。例えば、今日一日、「こうしなきゃ」という思いが湧いてきたら、ちょっと立ち止まって「本当にそうかな?」と自問してみるだけでもいいんです。

なので、このnoteを読んでくださる方には、

「自分このままでいいかも」
「もっとこの部分の自分も大事にしよう」
「自分の気持ちを大切に動いてみたい」

そんな気持ちが少しでも芽生えてもらえたら嬉しいです。

自分らしさを知り、大切にすること。
それは、他の人の大切さにも気づくきっかけになります。
そして、そこからより良い関係性が生まれていくから。


今後の配信では、今の私に至るまでに起きたことや「自分らしさ」に関するテーマで記事を書いていこうと思います。


ぜひ、noteをフォローしてお待ちください。
よろしくお願いします!

p.s
「なおきゃん」という呼び名は、社会人1年目の時、社内に同じ苗字の方がいたので呼び方をどうするかとなった時にとある無邪気な先輩が「なんか、なおきゃんぽいねー!」と言い放ったことであっという間に定着しました。よかったら、あなたも気軽に「なおきゃん」と呼んでくださいね。


最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

なおきゃん

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