見出し画像

4週連続配信リリース

9/15〜10/5までAdler4週連続配信シングルをリリースしました。
こちらから聴けるよ
https://www.tunecore.co.jp/artists/Adler

やっと終わった〜〜〜〜〜って感じ
デモは1ヶ月前くらいに既に完成してたんですけど、レコーディング詰め詰め歌詞ギリギリ首締まり顔真っ赤パンパンニキでした______
もうこの期間どんな息抜きをしても息抜きにならなくて、頭の片隅にある未完成の曲たちに脳を侵食されてた、本当に辛かった たかが束の間の休息のために飲酒や爆食で一時を凌いでいました。結果体重が2kg増え、1ヶ月糖質制限ダイエットをしたら4kg減りました 米ラーメンそばうどんアイスクリーム食べたい

そんな中完成した4曲 ハイペースなのを言い訳にクオリティを落としたくなかった。結果的に鬼気迫るというか、その場で生まれた感情が乗ってるものになった気がする。
作りながらリリースしていったからこそ、その期間で思った事が割と鮮度の高い状態で歌詞になっている曲もある。曲を世に出しても反応が中々見えないし(皆は悪くない、聴いてくれた人Super Love…)「これほんとに届いてるのかな」と思う瞬間が立て続けにあって落ち込む自分を奮起させながら毎日PCの前に座ってた。

そのせいもあって歌詞の内容が割と暗いし、自分に対する嫌悪感や卑下だったり、世の中に対する恨みつらみがエグい 制作期間は部屋の防音性が高いのもあってその場で「うわ"ぁぁぁぁあああああ」と発狂することもしばしば

もう4週連続リリースはあと10年はやりたくない…いや、もう"2度と"やりません。

前置きが長くなりましたが1曲ずつ解説して行こうと思います。

Backroom Parade

1.Backroom Parade

この曲はイントロだけ作ったデモが元々あって、そこから派生させたもの。
イントロを改めて聴き直した時に、「裏世界の闇パレード感」あるな〜と思ってそれを全面に押し出したつもりです。

Backroomというのは、ゲームとかで起こるバグで行けるマップ外(?)の場所。無限の空虚が続く様な恐怖感があって、でも懐かしくも感じる、落ち着く様な空間。昔ポケモンのダイヤモンド・パールで壁すり抜けると真っ黒な世界に行けてそこで何歩歩くとダークライ入手できる…みたいなのあったよね…?それで元の世界に戻れなくなって家電量販店で直してもらってる同級生、居たなぁ…俺はやらなかったけど。

要するにそこに迷い込んだ主人公が、誰も居ないバックルームが快適だから元の世界に戻りたくないよ〜って歌です。そしてそこで同じ様に迷い込んでいた人間に出会って、やっぱり人と触れ合いたい、元の世界に戻りたい、という希望を見出していく姿を描きました。
完成したあとに思ったんだけど、音楽は外界を遮断して自分の世界に閉じこもる事ができる俺にとっての"Backroom"だったんだなって(ニチャア)

フェイクリフレクション


2.フェイクリフレクション

はい、バキバキのスラップぅ〜‼️
わかりやすくカッコいいイントロを作りたくて、所謂「ボカロっぽい」曲になった。スーパーサポートベーシストようちゃん、Thanks…
俺の推しポイントは間奏でEDMみたいになるところ、超ド派手で低音がすごく心地良い。MIXしながら頭振ってました。

歌詞はモロ昨今のSNS事情を元に書いた。
某Xやインヌタを見ていると何故かみんながみんなリプやコメント欄で見下しあっていて、自分は賢く真っ当な人間であると主張したいように見えてしまう。

サビ前の「見下していた僕は全身鏡の上」について 鏡の上に立って下を見ると自分の頭の上にあるものが見えますよね?これは自分が見下している人間は実は上にいて、結果そいつらに自分が見下されているという事を言いたかった。自分が誰かを否定する限りは自分も誰かに否定されてる可能性は拭えない。自分が絶対的自信のある価値観や理論を持っていれば、そもそも他人を否定する必要がないと思ってる。ある意味自戒の歌です。

星月夜


3.星月夜(せいげつや)

Xの「今から配信開始です!」みたいなツイートで、「聖月夜」と書いてありましたが正確には「星月夜」です。おい森田(告知担当)、やってくれたな。でもちゃんと反省してるので半殺しくらいで許してやるとします。

演奏はいわずもがな、「速くて暗くてかっこいい曲作りたい‼️」の一心で作っただけです。オケに関しては突出して書くことないな……

歌詞は、この4週連続リリースの制作期間の苦悩を全てぶち撒けたくて内容があまりにも暗くなってしまった。

ジョージ・バークリーっていう哲学者の
「誰もいない森で木が倒れたら音はするのか?」という言葉から派生させて書いたのだけれど、その問いの哲学的な答えは「音はしない」らしい。理由は、「音は受け取る人間が居て初めて存在する」から。
音楽もそうで、どんなに良い音楽を作ったとしても誰にも聴かれなかったらそれは名作にすらならないし、そもそも存在してないのと同義だと思う。ゴッホも生前は今程評価されなかったから、そこから色々想起させて書いた。有名な作品の一つで「星月夜(ほしづきよ)」という絵があるので、そこから取りました。(読みが違うだけでそのままです、ゴッホ様ごめん)

Mercury


4.Mercury

これはネェ〜〜〜俺イチバン好きなの‼️‼️
壮大な音楽だぁ〜いすき♡
満点の星空の大自然の中か、明け方ビルの屋上で聴きたい

これの最推しポイントはかなりDTMオタクなんですけど、落ちサビのハモリなんですよね(早口)
「デジタルクワイヤ(電子合唱?)」って言って、歌データの音程を変えて、かなり特徴のあるロボットみたいなハモリになる。だから落ちサビのボーカルメイントラックは1つだけでハモリは録ってない。無機質だけど幻想的な雰囲気を作りたくて色々調べてやっと出来た

タイトルはそのまま「水星」っていう意味です。もう会えない大切な人を想う歌。
人は死んだら天国や地獄に行くという。もしそれが宇宙にあるとしたら、もう会えないけど、案外近くに居るのかもしれないとも思う。
地球の生命を生かす一番の源は太陽だと思ってるから、太陽そのものが神様みたいなものだとしたらそこに一番近い水星が天国だったら良いな、と思ってMercuryと名付けました。若干スピってるかもしれない

Mercuryの解説また上から読んでみてください、情緒の起伏がかなり激しいキモ文章になってるので


4週連続リリース、いかがでしたでしょうか?
しんどかったけど達成感半端ない。
本当に良い曲たちばかりだから聴いてほしいし、もっと届ける為にショート動画とか引き続き上げていくつもり。Adlerの音楽がもっと広まって欲しい。埋もれるには勿体無いぜ
4週連続が終わって今は数十秒の曲のタネみたいなのを作り溜めていて(自分で自分の首を絞めるスタイル)、また新曲の種たちをSNSにアップしていくので楽しみにしていて下さい。それでは。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?