台風の夜
昨日は雨もすごく、気圧の影響か身体がだるくてだるくて早々に眠りについた。
会食だった夫が帰宅したのも夢うつつの状態で(てかあんな雨の中飲みに行くなんてシンジラレナイ)、ふと夜中にトイレで目覚めた。
まだ帰ってきてないと思い込んでいた夫が、ベッドの端でうつ伏せで寝ていたようで
でもわたしは寝ぼけていたのか、そのうつ伏せの“物体”がなにかわからずにいた。
一瞬時が止まり、目を凝らしてじっと見る。
夫のパジャマを着ているけど夫じゃないみたい。。
見覚えのない足が横たわっている。
夫の足ってこんなに太かったっけ…とだんだん怖くなる。
え、じゃあこの人は誰?
わたしと娘の横に知らない男が我が物顔で寝ているなんて、ホラーでしかない。
怖くなりすぎて、半信半疑のまま足をそっと触ってみた。
さわさわ…さわさわ…
両手で“その足”を確認する。
すると、むくっとその男が目を覚ましてこちらを見た。
なんだか腹立つ顔をしてこちらを寝ぼけて見るその顔は、まぎれもなく我が夫だった。
「あぁびっくりした。知らない人が寝てるのかと思った。。!」
わたしがそう言うと、とても迷惑そうに
何言ってんだコイツって顔をされ再び眠りについた。
そのあとトイレに行ったものの、ずっと他人かもしれないという恐怖で心臓のバクバクが止まらなかった。
寝ぼけていたんだろうか。。。。。
夫も知らない間に中年男性ぽい体型になっていた。(答えはそこ)
台風の日に思い出す話がひとつある。
もう20年前になるこの話。
昔アメブロか何かで書いたこともあるかもしれないが、ふと昨日鮮明に思い出されたのでもう一度ふれてみたい。
当時、姉が上京していてわたしはまだ大阪在住だった。
姉の家に遊びに行く予定にしていたその日は、台風が北上してきていて夕方には関東に直撃するとのこと。
久々に会う姉に、「あんた!台風連れてきたやろ!」と謎に怒られた。
そんな能力はない。
少し遊んでご飯を食べたりしたのか、その辺りの記憶は定かではないけど、もういよいよ都内の空気が怪しくなってきた。
わたしはだんだん怖くなり、早く家帰ろうよ!と姉を急かす。
当時、能天気だっな姉はダイジョーブダイジョーブと謎の自信で、その後もいろんなところに寄ろうとする。
やっと最寄駅に着いたときにはすでに嵐。
さすがに直帰するだろうと思いきや、さらには
「スーパー寄ろう♩」と。
いやいやまじかよ、、
と思いつつ当時わたしは上京してきた妹の世話をしてもらっている立場であり、異論は許されない。
買い物を済ませ外に出ると、もうそこは地獄絵図。
ひとっこ1人いなくなっていて、びゅうびゅうと風のうねりと前が見えないくらいの大雨。
なぜかタクシーに乗ることができ、なんとか帰宅。
ようやく長かった嵐の夜が終わる、、、と思いきや
部屋に入ると嫌な音。
え、まさか。。。。と思えば
ベランダの窓が開けっぱなしでカーテンがお化け屋敷のようにゴウゴウと暴れている。
そしてさらには立てかけていた姿見が倒れ、鏡が割れ、そこに吹き込んだ雨が水溜りになっていた。
もはや18.19歳のわたしにはホラーでしかなく、ぎゃぁぁぁ!と。
その後、せっせと2人で片付けたのだった。
台風がくるたびにこの話を思い出して
絶対に窓は開けて行かないが教訓になっています。
。。。。。。のはずが
おわかりになるだろうか。。。。。。
空気が籠るからとコロポンの為に、うっすら開けて行った窓が強風に煽られ全開になり帰宅したらこの有り様でした。チーン
さすが姉妹。あっぱれだ。
明日から暑くなるようなので体調等くずされないようご自愛くださいね♡