2022年個人的雑談⑤-原点回帰-
ここ2〜3年中々出来てなかったことの1つが読書
幼い頃から、母親から本をねだることだけは基本無限に許されていたので、知らない間に所謂「本の虫」になっていた。
絵本から始まった「本の虫」人生は、個人的な絵本の名作「コンとあき」と出会い→コロボックル物語を読破→若草物語・モモといった日本と異なる海外児童文学にハマる→中学受験をキッカケに灰谷健次郎に感銘→中学からは、少しマセて江國香織とかにだだハマりというような、歴史を辿り順調に成長を遂げていっていた。
しかしながら、社会人になり、初めて「フィクション」の世界だけでは人は生きていけないということを知り、ビジネス系実用書を読む機会も出てきた。
それが、いつの間にかそちらを重点的に読むようになった結果、少し小説から離れていってしまうという結果になった。
そんな時に出たのが、audiobookや電子書籍という新しい読書スタイルだった。
昭和生まれの自分としては、正直慣れ親しんだ紙以外に基本馴染める気がしなかったが、世の中ではスタンダードになるし、価格も安いし、旅行とかの外出時に荷物が嵩張らなくて便利とも聞くので、漸く電子書籍の利用を開始した。
しかし、なんだか物足りない。
どうしても本を読んでいるという感覚がないのだ。
恐らく、私が読書が好きな一つの理由は、自分自身で紙のページをめくる感覚だと思う。
1つ1つ読み進めているという感じが、紙だと実感できるのだが
それが、audiobookや電子書籍だとどちらかというと、
単なる情報を流していく感覚に近いと思った。
結局私は元の紙の書籍に、原点回帰戻ることになったのだ。
恐らくまたaudiobookや電子書籍に戻ることはないと思う。
こんな時代にアナログな人間かもしれないが、
紙の書籍が変わらずあり続けて欲しいことを、願うばかりだ。
ではでは、本日はこの辺で。