うつ・ブランクからの転職活動
今年に入ってから転職活動をしているが、なかなか結果に結びつかず長引いてしまっている。
理由としてはブランク期間が1年以上あること。
書類選考は通って面接はこれまで10社以上。
しかし、大抵落ちる理由がブランクによる懸念が拭えないとのこと。
そんな中で内定を頂いた会社があった。
自分の求めていた仕事内容で面接官や社内の人たちもとても感じの良い方ばかりだった。
しかし、残業時間と通勤時間の長さがどうしても気になった。
残業と通勤時間
・残業:みなし残業40時間
・通勤:片道1時間30分
みなし残業40時間だと一日2時間残業するという計算になる。
ある程度の残業は仕方ないという覚悟は必要だけど、
私は前職で80時間残業した経験から、残業前提のこの国の働き方に強い疑問を持ち始めた。
選考初期段階では残業1日1時間程度という話だったので、月20時間程度を見込んでいたからなおさら不審が募ってしまった。
18時、19時定時だとした場合、20時、21時まで仕事をすることになる。
そして、片道1時間30分なので帰宅は21時、22時を過ぎることになる。
そうなると必然的に子どもが寝ている時間に帰宅となる。
それは避けたかった。
実際に内定が出たことによって、自分が人生において何を重視したいのか、人生の成功は何かを再考。
結果、家族との時間のバランスを重視したい気持ちにあらためて気付かされた。
適職とは
私は今回の転職で科学的な適職という本を参考にしている。
これまで3回以上の転職を繰り返してきて、適職とは何かを自問自答してきた。
この本には転職をする上でありがちな「好きを仕事にする」や「給料の多さ」、「直感で決める」などは否定している。
仕事の幸福度を高めるには、「仕事内容に裁量権があるか」など7つの徳目がある。
しかし、この7つの徳目全てを満たしていても、以下の悪の要素があるとそれが無に返すことになるとも書いている。
仕事における悪の要素
「ワークライフバランスの崩壊」、「長時間労働」や「通勤時間が長い」など8つほど。
私はこれまでの経験と、この本(研究データ)を参考にして、最終的に「長時間労働」と「通勤時間の長さ」への不安が払拭できず辞退することにした。
6ヶ月も転職活動を続けてやっと内定をもらって、しかも職場や仕事内容は申し分ないため、この決断には本当に悩みに悩んだ。
ただ、やる気とか根性は基本的に長続きしないとわかっているし、
時間は有限であり、子どもとの時間は限られている。
それは、この専業主夫として過ごした経験から身に染みてわかったこと。
それがどれだけ素晴らしい時間か、大切なのかということも知った。
きっと今までの自分だったら今回の仕事に飛びついていたと思う。
きっとそれはそれで素晴らしい未来があっただろう。
一方で、今回の辞退という決断をしたことで違った素晴らしい未来が待っているだろう。
自分の人生は自分で舵をとる。
それを忘れずに引き続きより良い仕事を探していきたいと思う。
もし、私のように何度も転職活動を続けていたり、転職軸がわからなくなっていたりしている方に「科学的な適職」は本当にオススメです。
迷いたくないし、後悔したくないので科学的なデータから参考にできる部分はかなりあります。