とりあえず、やってから考える(32/100日目)
わたしは割と慎重なタイプなので、「何かを始めよう」と思い立つと、まずはとりあえず準備しようと考える。なるべく失敗しないように、周りの人に迷惑をかけないように、と。
しかしこの準備ってやつが、くせものなのだ。なにせ、正解がわからないことが多い。似たようなことで既に成功事例があったとしても、そっくりそのまま自分に当てはまるとは限らないし。
たとえば、わたしが副業ライターからフリーライターになったのは、「勢い」だった。
本当は、副業で収入の基盤みたいなのを作って、準備を整えてから退職し、フリーになるつもりだった。それが、突然会社の都合で「あっ、これ今辞める時だわ」ってタイミングが急におとずれた。で、何の準備も整ってなかったのに、辞めることにしたのだ。
もしあのとき、「もっと準備が整ってから」と考えていたら。もしかしたら、結局あんまり稼げなくて、結局フリーライターになることをあきらめていたかもしれない。
とまあ、いつもこんな感じで、「とりあえず準備しよ」→「で、何をどのように…?」→「ええい、ままよ。やっちまえ」で、見切り発車することがよくある。
先日こぢんまりと開催した東北ライターの交流会も、最初は「スムーズにことを運ぶために、ちゃんと準備をしてから…」と思っていた。思っていたのだけれど、急に「そんなこと言ってたら、いつまで経っても開催せずに流れるわ」と声が降ってきた。なので、とりあえずやりましょ!と声をかけることにした。結果、なんとかなった。
考えなし過ぎるのはどうかと思うけれど、なんだかんだ言って、やってから考える、が性に合ってるなあと定期的に噛みしめるのだった。