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可愛い子を愛でられない
乙女ゲームというのは「目当ての男性を落とす」ことを目的とする。つまり、テーマは恋愛。
わたしはゆるめの乙女ゲーマーを自称している。プレイした作品はそう多くなく、借り物が多いので手元にソフトがあまりない。だからゆるめ。でも、好きなんだよね。
一方、最近スマホアプリを中心に流行っている女性向けゲームは、「好みの男性を育成する」ことを目的とするものが多い。アイドルや役者のたまご(イケメンである)を育成するってやつ。プレイヤーはプロデューサー的な立ち位置に立って、愛情をたっぷりかけて彼らを育てていくのだ。
その過程には、イケメンたちが抱える闇だったり、光だったりが垣間見えるドラマが用意されていて、知れば知るほどプレイヤーは彼らを好きになる。(で、いろんなものに課金する)
アプリ系はほとんどやらないので明るくないが、アイドリッシュセブンとかA3とかがこんな感じのはず。
しかし、わたしはこれらにハマれずにいた。なぜなのかと考えるまでもない。彼らは可愛すぎるのだ。夢に向かってキラッキラしている。そしてほとばしる年下感。感、ではなく実際の設定でもかなりの年下なわけで、元来年上好き勢のわたしとしては、残念ながらキラキラな可愛い子を愛で、育てる良さが理解できずにいた。
で、最近ハマりだしたのが刀剣乱舞。だいぶ前からあるゲームで今さら感はあるけれども、気にしたら負けである。これも育成系ゲームで、恋愛要素はない。少し変わっているのが、イケメンたちは「刀」を擬人化した刀剣男士だという点。擬人化ものは食わず嫌いで手を出さずにいたんだけれど、たまたま買って読んだ日経トレンディに載ってたので軽い気持ちで始めてみた次第です。
刀剣男士にもいろんなビジュアルがあって、可愛いのから老成?したのまで幅広い。刀であった頃のエピソードにちなんだセリフが聞けたりすると、歴史がある分深みがある。と、アイドル育成よりもかなり好み。推しキャラはまだ決めかねているが、あんまりハマると沼が怖いのでほどほどにしておきたいところだ。
ちなみに刀剣乱舞にも可愛い子はいる。これはもう本当に少年のような見た目の子からいて、ここまでいっちゃうと母心がくすぐられてしまう。おそるべし育成ゲー。
以下追記。
育成ゲーにいまいちハマれないもう一つの理由として、わたしがストーリー重視型傍観者タイプ(なにそれ)なこともあるかもしれない。
乙女ゲーマーには、ヒロインに自分を重ねるタイプと、キャラ同士のやり取りを見守るタイプがいるが、わたしは後者。つまり、ゲーム内に自分はいなくていい。
アイドル育成系は、イケメンたちがこちら側に向かって話しかけてくることが多い。ヒロインとの恋愛要素がほぼゼロに近いため、より女の子の露出が控えめなので、彼らの存在をより身近に感じられるのかもしれない。
でも、わたしにとってはそれ、そんなに重要じゃないんだよね。ただ傍観者として見ていたい、聞いていたい、純粋にお話を楽しみたいって気持ちが強いので、かえって入り込めないのかもしれないなぁ。
刀剣乱舞にも、一応審神者としてプレイヤー視点の人物?はいるはずなんだけど、ほとんど出てこないから存在忘れてること多々。