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ロボットは心を持つのか

自我を持ち、自分で「考える」ことのできるAIの研究が進められている……という話を本で読んだ。

そう聞いて、真っ先に思ったのは「ちょっと怖いな」だった。というのは、たぶん映画やらアニメの影響なんだろう。

生活を便利にするために人はロボットを作り、ロボットは進化して自我を持つようになる。するとロボット達は気づいてしまう。「我々よりも不完全な人間という存在に、なぜ使役されなくてはならない?」やがてロボット達は人に従わなくなり、逆に人間を支配するようになる……なんて、どこかで見たようなストーリーで。

けれど一方で、良い面だってもちろんある。というか、全面的にそっちを期待しての開発なんだろうけれど。

たとえば、話し相手になるとか。

同じ本に、「人は孤独だと感じると寿命が縮まるリスクが高まる」的なことが書かれていた。そういった人の話し相手をすることも、ロボットに心があれば可能だろう。共感はしてくれても不機嫌になったりはしないとか、都合のいいように心のシステムを組むこともできるんだろうか。

一方、ドラえもんほど高度なコミュニケーションができるロボットができるのは、まだまだ先らしい。ドラえもんは怒るし、泣くし、人っぽすぎる。将来的にあんなロボットが現実に存在するようになったら、すごく楽しいような、怖いような……。

だって、もしドラえもんの回路がおかしくなったら、のび太なんてひとたまりもないじゃない。もちろん、ジャイアンも。

うーん、でも、ドラえもんがいたらやっぱり楽しそうだよね。わたしは「どこでもドア」と「タイムマシーン」をとりあえず使ってみたい。あとは汎用性の高い「もしもボックス」があれば、大体のことは何とかなるでしょう。

未知なる世界は怖いもの。でもそこで「怖いから」と立ち止まるのでなく、良い方向に進んでいくための努力だけは、忘れないでいたいものです。

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