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わたしの育児は正解なのか、それとも。

育児に正解などない。はっきり言ってしまえば、これが答えだろう。

正解がないことが嬉しく感じたときもあったし、「むしろ正解があれば迷わないのに」と感じたときもあった。母親業を始めてもうすぐ8年になるけれど、いまだに正解なんかわからない。

わたしは子どもと向き合うとき、いつも「自分が子どもだった頃」のことを思い出すようにしている。残念ながら、わたしは精神的に子どもっぽいところが抜けきらず、未熟な部分が多い。だからこそ、比較的子どもの目線に近いところに立てている…と思ってはいる。

その結果なのか、夫はわたしに「子ども達はママをなめてるよね」と言う。たしかに、彼らは「ママは怒っても怖くない」とヘラヘラしていることが多く、言うこともさっぱり聞かない。気安く軽口をたたいてくることもある。わたし自身もときどき「これで良かったのかな」と不安になったりもする。

でも、そのたびに「これでいいんだ」と自分に言い聞かせている。

わたしは長女として「いい子」であることを求められ、「いい子だね」と褒められてきた。大人の領域に入ることを厳しく制限され、知りたがるときつく叱られた。そうやっていつだって物分かりのいい子を演じてきた結果、大人になった自分はどうもアンバランスだと感じる。

我が子には、そうはなってほしくないな。そう思っている。

過剰に「いい子」を求めない。
家庭内のことはなるべくオープンにする。
甘えたい気持ちはできるだけ受け止める。

などなど、そんなに立派なことはできないけれど、可能な限りしているつもり。今のところ子ども達を見ていると、わたしが子どもだった頃よりはのびのびしているんじゃないかな…と思ってる。

もし採点基準があったら、わたしの育児は何点だろう。ちょっと気にはなるけど、いや、やっぱり怖いから聞かずにおこう。そんなの知らない方が、たぶん幸せ。

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