【或る高校教師の苦悩21】俺が水泳部の顧問に?

(前話「@rena_giant」の続きです。)

次の日の昼下がり。
俺は、職員室でコーヒーを片手に事務作業に勤しんでいた。
すると、どこからともなく「村上先生!」と大きな声が響いた。
みなさんお忘れかもしれないが、村上というのは俺の名前だ。
そんな大きな声で呼ばれることのない俺は、体がビクッ!と反応してしまった。

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