【或る高校教師の苦悩7】水泳部
(前話「上履きを使って」の続きです。)
俺は我に返り、精液で汚れた岩倉の上履きをトイレの水道で洗った。
ここまで大きいと上履きの中にとんでもない水の量が入る。
片足で3L以上は入りそうだ。
「いやいや、バケツかよ(笑)」
そのスケールの大きさに俺は少し笑ってしまった。
忘れていたが、ここは職員用トイレだ。
他の先生に見つからないよう手短に済まさなければならない。
とりあえず、水で流して適当にハンドタオルでふき取る。
だが、このまま下駄箱に戻すとおそらく乾かずに明日怪しまれることになるだろう。
そう思った俺は、上履きを家まで持ち帰って乾かすことにした。
もちろん、家でオナニーの2戦目をしたいという下心も大いにあったのだ。
俺は、その上履きをトイレの掃除用具入れにあった適当な色付きゴミ袋に入れる。
そして、周りを警戒しながらトイレを出る。
明らかに様子が怪しかったと思うが、サイズがデカすぎてそのゴミ袋の中に上履きが入っているとは誰も思わないだろう。
そのまま、足早に職員室へと戻る。
幸いにも誰ともすれ違うことなく自分の席に着くことができた。
席に着いた俺は、急いでゴミ袋を通勤用リュックに詰め込む。
俺は、スクエア型の大きめのリュックで通勤している。
よくあるノースフェイスとかのリュックだ。
だが、岩倉の上履きはそのリュックからも余裕ではみ出してしまう。
マジでどれだけデカいんだ?
数十秒苦戦し、何とか斜めにしてチャックを締めることができた。
それでも、リュックの上部がポッコリ膨らんでおり、上履きのつま先部分がそこを押し上げているのがよく分かる。
「ふーっ。」
無意識にかなり汗が噴き出していた。
暑いのもあるが、この悪事がばれないかという緊張感の方が大きいだろう。
結局そこから定時まで事務作業をしていた。
もちろん、途中何度も岩倉のことを思い出して、股間が膨らんでしまった(笑)。
そして、定時のチャイムと同時に何事もなかったかのように職員室から家路についた。
ムシムシした空気の中、校門を出て最寄りの駅まで歩く。
この道は学生たちも多く利用しているようで、部活終わりの学生たちで混み合っていた。
また、駅が高台にあるため道中からは校舎や校庭を一望することができた。
「おっ、結構景色いいじゃん。」
途中で立ち止まり、校庭の方を眺めてみる。
すると、校庭の隅にプールがあることに気づいた。
ちょうど水泳部の生徒たちがプールから上がってミーティングをしているようだ。
顧問らしき先生の周りを生徒たちが囲んでいる。
何気なく眺めていると、また衝撃の光景を見ることになった。
「えっ、でっか、、!!」
そう、そこには水着姿の岩倉も並んでいた。
もちろん他の生徒から上半身が飛び出したような状態だったが、俺が驚いたのはそこではない。
制服の上からは気づかなかったが、とてつもない体格だったのだ。
まずは二の腕。
水泳選手らしい程よく筋肉のついたその二の腕は、隣にならぶ男子生徒の太ももより太く見える。
ただ、長さも相当あることから、体とのバランスが悪いわけではない。
長くて太いその二の腕は、巨人特有の迫力みたいなものを感じられた。
そしてその二の腕が繋がる肩幅も、これまたとんでもない広さだ。
下手したら肩幅1mくらいあるかもしれない。
チビの俺には、抱きつくこともできないだろう。
遠目から見ると、ガンダムのような巨大ロボットを見ているような気分になる。
次に太ももだ。
水泳選手らしからぬ色白な太ももは、隣にならぶ男子生徒の胴体よりも太そうだ。
ちょうど男子生徒の股間あたりに岩倉の膝、男子生徒の肩あたりに岩倉の股間が来るような構図になっており、岩倉の片足と男子生徒のサイズが同じくらいに見える。
岩倉が男子生徒の方を向いて膝を軽く蹴り上げたら、膝が男子の腹に直撃しそのまま吹き飛んでいくことだろう。
そして目線をずらすと、程よく膨らんだ胸。
岩倉の体格からするとCカップくらいに見えるが、普通の女性と比較するととんでもない大きさなのは想像がつく。
その胸を隠すスクール水着は、昼間に俺が試着(?)したものだが、岩倉が着ると相当ピチピチだ。
というか、肩回りや尻周りから肉がはみ出しているように見え、かなり無理して着ているようだ。
俺が持つと、化け物の水着にしか見えなかったが、岩倉からすると小さいくらいなのか、、
絶望すら感じられる。
そんな感じで岩倉のことをガン見していたら、ミーティングが終わったらしく、水泳部の生徒たちが更衣室へ引き上げ始めた。
「こうしちゃいられない。」
俺は、本能が赴くまま、来た道を引き返し、プールへと向かう。
水着姿の岩倉を近くで見たい。
その一心だった。
普段運動を全くしない俺が、スーツ姿でダッシュする。
今思うと、何をしているのやらという感じだが、その瞬間は興奮が抑えられなかったのだ。
多分、他の生徒からも変な目で見られていただろう。
プールで何があったかは次回書いていく。
つづく…