白髪染めvs脱白髪染め
白髪が気になるタイミングは個人差がありますが染めて3~4週間後。
下の写真を見て下さい⇩
根本の白髪が目立つ原因がよく分かりますね。
前回しっかり染め過ぎることによって出来たラインなんです!!
染めた直後は良いんです。均一に染まってツヤも出て綺麗ですから…。しかし、コレが白髪を目立たせる原因になってしまうんです。
こちらは脱白髪染め⇩
比べるとよく分かりますね。こちらの写真は白髪染めを一切使っていません。
白髪率に合わせて明度を調整してカラーした方々です。
白髪染めはブラウン量が多く、しっかり染まり過ぎてしまいます。
写真を見てみると、白髪染めの写真は色の濃さや重さを感じませんか?
これが「ブラウン度100%」の白髪染め特有の仕上がりです。
従来、白髪を「しっかり染める」ためには、このような濃さと深みが必要とされていました。
さらに、色が抜けてしまうことは避けるべきだと考えられてきたのです。
あくまで今までは…です。
では考え方を変えてみましょう。
白髪は、明度でいうと20レベルという非常に明るい色を持っています。
この明るさに対し、白髪染めの濃く暗いブラウンで染めると、数週間後、根元に新たに生えてきた白髪とのコントラストが強くなり、白髪が余計に目立つ結果となります。
この現象こそが、「白髪を目立たせるために染めている」という負のループの正体なのです。
根元に白髪が見え始めるたびに気になり、頻繁に染め直すことで髪や頭皮への負担も大きくなってしまいます。
新しい考え方へシフトする時
私からの提案は、
これまでの「白髪を隠す」という発想から、「白髪を活かす」という発想に変えてみませんか?
ということです。
白髪率に応じて髪全体の明るさを調整し、自然に馴染むカラーリングを施すことで、白髪も一つのデザインの一部として楽しむことができます。
濃く染めることにこだわらず、明るさや透明感を取り入れることで、新たな髪の魅力を引き出せるのです。
「隠す」のではなく「調和させる」。
この新しいアプローチが、これからの白髪ケアのスタンダードになるであろうことは十分に予見していただけたのではないでしょうか?