真鍋氏「研究、ただ心から楽しんだ」 米大で記者会見
好奇心
心から楽しむ
他人を気にせず行動できる
そして、それを支える資金とインフラ
個々にあった活躍の場を見つけていく時代だ
同氏が気候変動の研究に本格的に取り組んだのは1960年代からだ。「研究を始めたときは、気候変動の研究の重要性については思ってもいなかった。私の研究の原動力のすべては好奇心だった」と述べた。研究を「ただ心から楽しんでいた」とも振り返った。
日本から米国籍に移し、米国に根を張った研究生活を続けた理由について、真鍋氏は「日本は互いを邪魔しないように協調する」と日本の慣習をまず説明した。「私は協調が得意ではなかった。(米国では)他の人が感じていることをあまり気にせずに行動できる」と述べ会場は笑いにつつまれた。
米国の研究生活について「コンピューターを使いたいだけ使え、好きな研究ができた」とも振り返り、研究資金の潤沢さや資金申請の複雑さの違いなどもにじませた。