膨張する米投資ファンド 二枚舌の政治力に世論反発
投資ファンドによる企業の買収件数、金額も
どんどん増えている。
公的資金は結局は国民が負担することになるから
本当に困っている人達だけに行き渡ればいいな。
世界で投資ファンドが膨張を続けている。2021年の資金調達額は9月末で総額100兆円超と、過去最高のペースだ。企業の成長や再生、インフラ整備などにリスクマネーを供給し、経済にとって欠かせない存在になった。
9月、非営利団体「アメリカンズ・フォー・ファイナンシャル・リフォーム(AFR)」の分析リポートが話題になった。新型コロナウイルス対応で20年12月までに実施された米公的支援のうち、大手投資会社の出資先が総額50億ドル以上受け取っていた。AFRは後ろ盾のない零細企業に資金を回すべきだった、と批判する。
書簡では全米で3万5000社以上の企業がファンド傘下にあり、雇用は880万人に達すると強調した。米エンロンの粉飾リスクをいち早く警告した著名ジャーナリスト、ベサニー・マクリーン氏は投資ファンドについて「良くも悪くも『大きすぎてつぶせない』存在になった」と指摘する。
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