投資ファンド、バフェット流に軸足 相次ぎ保険会社買収
投資ファンドがバフェットに倣い、保険会社の運用資金の活用に目を向けている。
当時ファンドの航空業界の買収もどんどん増えている。当たり前だけど商売は安く仕入れて付加価値をつけて売る、買うタイミングが絶妙なら利益も大きくなるし、損するリスクを低減できる。
高値掴みに注意するぞ!
種をまいて、成長させて売却し、そのお金でまた種をまく。投資ファンドの伝統的な手法だけが唯一の戦略ではなくなった――。ブラックストーンのジョン・グレイ社長兼最高執行責任者(COO)はこう語る。同社のパーペチュアル・キャピタルは21年6月末時点で総額1695億ドルと資産運用全体の25%を占め、1年間で55%増加した。KKRもグローバル・アトランティックの買収により、運用資産全体に占めるパーペチュアル・キャピタルの比率が9%から33%に拡大した。
投資ファンドによる保険会社の買収が急増する背景には両者の思惑が一致していることがある。保険会社は低金利下で運用難に直面している。一方、投資ファンドはプライベートデット(未公開企業融資)や不動産などの代替(オルタナティブ)投資にも強く、買収した保険会社の運用資産を多様化させて利回りの改善を狙う。