"普通"とは
高校生の頃ぶち当たった"普通"の壁に再度ぶち当たる社会人5年目の冬。
高校生の当時は"普通"に学校に通い、平均点をとり、部活を楽しんで、休みの日には彼氏や友達と遊んで…。
そんな高校生になりたかった。
両親がさせてくれた、一軒家に暮らし、ペットがいて、たまに行くのが面倒になる習い事に通い、月に1度は外食に行って、年に1度は旅行に行って、毎日温かいご飯が出てきて、温かいベッドで寝る。
それが"普通"だとずっと思って生きて来たが、経済的に自立した今になってやっと恵まれていたのでは?と気付く。
考える"普通"はいつだって平均よりちょっとだけ上だ。いうならば理想の普通。
そしてそれを手に入れるための努力は人よりちょっぴり少なくありたい。
コンビニではなくおしゃれなパン屋さんでパンを買いたい。コーヒーショップでコーヒーを飲みたい。年に1度は旅行に行きたいし、おしゃれな家に住みたい。
いつか誰かと人生を共にすることがあれば、家を買いたいし、子どもにも私が思うような"普通"の生活をさせてあげたい。
その"普通"の感覚を共有できる相手を見つけて、その人と愛し合える確率って一体どのくらいなんだろう。
今しているペットを飼ったり、読みたい本や漫画は我慢せず買ったり、勉強のために月に2度はホテルへ泊まったり、
そういう無駄をやめれば"普通"に近づくことにはうっすら気づきながら。
今日もひとりぼっち、眠りにつくのです。
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