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バイキングの日:8/1のコラム

1958年のこの日、帝国ホテルに、北欧の食べ放題料理「スモーガスボード」をモデルとしたレストラン「インペリアルバイキング」がオープンし、ここから、日本では食べ放題のことを「バイキング」と呼ぶようになった。これを記念して帝国ホテルが2008年に制定。

最近では、ビュッフェと呼ぶほうが、よく知られている気がするなぁ。
バイキングという呼び方が、北欧から来ていたというのは、興味深い。

長男が高校生ぐらいのときだったか、梅田でお昼ご飯を食べる機会があり、じゃあバイキングに行こうということになった。
創作料理っぽい感じの和食のバイキングだったのに、食べられると思うものが少なかったのか、料理を取ってきたという長男の大皿には、炊いた大根がひとつのっているだけだった。そのお皿を見る私はたぶん驚いた目をしていたはずだ。

「大根1つだけって、ある?」

「食べられそうなもんなかったんや」

「一緒に行ってみてみよう」

もう一度、長男を連れて行って、一緒に話しながらいくつかのおかずを取った。


先日、仕事で赴任している地方から、出張で関西に来ていた長男と、ビュッフェに出かけることに。
長男の荷物が多かったので、先に、ご飯取ってくるよう促すと、戻ってきたお皿には、いろんなおかずがてんこ盛り!そのお皿を興味津々で眺める。

「めちゃおかず取ってるやん。前の大根1つから成長してるなぁ」

「大人になったら、断られへんこともあって、だんだん食べられるようなったわ。俺、食べず嫌いやってんな」

「ようやく気づいたんかい!」

子育ては下手っぴやったけど、どうにかなるもんだわ。

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