電卓の日:3/20のコラム
1974年のこの日、電卓の生産量が世界一になったことに由来。日本事務機械工業会(現:JBMIA)が制定。
父は、私にいろいろとネットで買い物を頼んでくる。まあ別に、手間がかかるほどのことでもないので、まったく気にしない。というか、楽しいぐらいだ。そんなの姪に頼んだらいいのにと思うけど、たぶん、娘の方が言いやすいのだろうと思う。
先日は、古い電卓を持ってきて、新しいやつにしたいから買ってくれと言ってきた。見ると、父の手垢でなんだか薄汚れている。父曰く、消費税の計算機能が使えないからというのだ。
最新の電卓をネットショップで吟味する。
な、な、なんと、2つの消費税を設定できるようになっている。
8%と10%ね。
そして、その割合は、あとで修正できるという機能もちゃんとついている。
電卓なんて、なにも変わらないと思われているだろうけど、ちゃんと進化をしているのだ。
そして、電卓を新しく買う人がここに実際に存在するのだ。
パソコンが発達していて、表計算をさせたりするけど、それでも仕事には電卓は必要だ。
見積もりしたりとか、請求を計算したりとか、大きく計算するときは必要ないけど、手元で細々と計算したり、なんなら戦略を立てたりとかするときなど。もしかしたら、暗算が得意な人はいらないのかもって思ったけど、私は暗算がまったくできないので、電卓は必要。お店でごはんを食べて、割り勘にするとかぐらいは、スマホの計算機能を使うから良いのだけど。
頼んでいたものを父に渡すと、おもむろに財布を出してきて支払いをしてくれる。
「なんぼやってん」
「1980円」
「ほなこれ」
父の手から千円札2枚を受け取る。
「つりはええわ」
「うん」
お駄賃20円。子どものおつかいか!
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