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幸せ❤️自閉症な暮らし♯14(イヤカード)〜地域の特別支援級時
Ryoには3大他害があった。
(あったと過去形で書いたが、一番最後の他害は令和3年11月。ここ3年はないが、油断はできない)
1.髪(又は、服の首元)を引っ張る
2.噛む
3.ひっかくだ。
イラッとすると、素早く自分の左手を噛むと同時に、右手はリーチが伸びてきて、相手の服の首元か髪を引っ張り、引っ張られて距離を詰められると噛まれる、噛むのを引き剥がそうとすると、腕を引っ掻かれる。
正に負のスパイラル。この一連の動きはとにかく素早い!
自傷はまだいいとして(良くはないが)
なんとしても、他害は、なくしたかった。
このことを、当時、個人的に通っていた
N教室のK先生に相談した。
「Ryoくんに、イヤ❗️を言うことを
教えましょう」と先生は言った。
Ryoはイヤが言えないから、イヤっと思った瞬間、手が出てしまう。
「イヤ」を他害ではなく、言葉で言えるようにしましょう、と。
そこで、私は、「イヤカード」を作り、しばらく学校の授業に付き添った。
「イヤカード」を机の右端に置き、Ryoが嫌そうだったら、PECSの要領で、私が後ろからRyoの腕を動かし、先生にイヤカードを渡すように促す。
本来は、学校の授業は嫌だからと言って、
やらなくていいことはないと思うが、先生も協力して下さり、Ryoがイヤカードを出した時は、先生は「わかりました。Ryoさん、イヤですね。では、後にしましょう」などと、一旦はRyoのイヤを受け入れてくれた。この練習の間は、Ryoのイヤはとにかく尊重してもらった。
Ryoのイヤを認めることにより、Ryoはイヤなことはイヤ!っと言えるようになっていく。
簡単に書いているが、どんなことも獲得するまでには、いつも途方もない繰り返しの練習が必要だ。
でも、教えたことは、確実にいつか身につく。それを信じて、日々繰り返す。
私は結婚するまで、結構、刹那的に生きてきた気がするが、Ryoの子育てを始めてから、すっかりコツコツ派に変わったと思う。今や、毎日、コツコツ同じことを繰り返すのは大得意❗️
MEGUMIさんの美容本を読んで、毎日シートマスクもやってますよー。
(Ryoとは関係ないけど😅)
他害は簡単には治らなかったが、地域の支援学級時に、Ryoが「イヤカード」を使い、イヤ!を言えるようになったことは、PECSに次いで、Ryoのその後の人生に大きな好影響をもたらしたと思う。
今は、Ryoは忖度なしに、嫌なことは
イヤ‼️ッとハッキリNoが言える日本人です😊
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