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【レポート】マネースクール徹底比較

はじめに

 「老後資金2,000万円問題」「コロナ禍」などリスクが高まり、先行きが見通せない世の中になりつつある昨今、将来のお金の不安を解消するためお金の勉強をする人が増えています。勉強方法は独学やプロに教わるなど多種多様です。
 本記事では、数あるお金の勉強の中から、注目を集めている代表的なマネースクール「ファイナンシャル・アカデミー」(FA)と「グローバル・ファイナンシャル・スクール」(GFS)について、その特徴やメリット・デメリットを明らかにし、比較します。なお今回は、資料の分析や実地リサーチを行い、HPなどで公開されていない情報も余すことなく執筆しました。皆さまの資産形成の一助になれば幸いです。
※本記事は、資産形成の知識を習得する手段を紹介するものであり、スクール入学を推奨するものではありません。

ファイナンシャルアカデミーについて

「たった1年、お金の勉強。」というキャッチコピーで有名な会社です。
2002年設立。17年以上続くマネースクールの老舗です。延べ受講生は51万人。老若男女、経験の有無を問わず、様々な生徒がいます。
 運営会社は、マネースクール以外に、書籍の出版、企業研修、検定試験を主催するなど、お金に関する幅広い啓蒙活動をしています。
 授業は、東京(丸の内、新宿、有楽町)、大阪(梅田)の教室で現役投資家による生講義を実施している他、WEBでの講義も行っています。

グローバル・ファイナンシャル・スクールについて

 2016年設立の新進気鋭の学校です。「日本一の講義時間数」を売りに、WEB授業を行っています。
 ジム・ロジャース堀哲也など「億単位」を稼ぐ著名投資家が講師として名を連ねています(WEBならではの強みでしょう)。
 コンテンツは、今後も増えていく予定です。コンテンツが増えれば、受講料も上げる予定です

両校の比較

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①設立時期
 FAは17年以上の実績を誇る老舗です。
 GFSは、できたばかりなので、これから成長する学校といえるでしょう。

②所在地
 FAは、東京・大阪に教室があります。
 GFSの拠点は東京・田町のみですが、WEBがメインなので受講に支障はないでしょう。実際、長野在住の受講者もいます。WEBメインですが、今後教室での授業も増やすそうです。

③特長
 FAのカリキュラムは、17年以上の実績に基づくノウハウを詰め込んだものです。また、現役投資家に教室で直接質問できるので、投資の悩みや、自分の投資哲学をぶつけて、意見をもらうこともできます。更に、会員制の交流サイトもあるので、投資仲間を増やすこともできます。
 GFSは、何といっても、講義時間数の多さが売りです。経済入門、金融の歴史、株式・債券・不動産等の投資について幅広く学ぶことができます。今後、チャットなどで受講生同士をつなぐ仕組みもつくっていくそうです。

④科目
 FAは、株式投資不動産投資外貨投資・FXと3つのメインスクールがあります。これだけでも十分投資ができるようになるそうですが、更にレベルアップしたい方には、別途ゼミもあります。
 メインスクール以外にも、お金の教養投資信託定年後設計などのメニューがあります。
 GFSは、個別株式投資をメインに教える学校です(それが、一番儲かるからだそうです)。しかし、個別株式を投資するには、経済、金融は勿論のこと、不動産や債券など、幅広い知識がなければいけません(要するに、森羅万象に通じておけということです)。そのため、個別株式投資をメインに、経済、金融、不動産、債権など幅広い分野を教えています
 
⑤デメリット
 FAは、GFSに比べるとコンテンツの「数」で劣ると思います。1スクール15コマ×90分なので、約23時間です。4か月で1クールですが、教科書の内容は変わりませんので、授業の大筋は同じです。しかし、現役投資家が、リアルタイムの情報を盛り込んで話すので、「投資家が今、何を考えているのか」を知ることができます。そのため、同じコマを何度も受講される方もいます。
 GFSは、講師(億越えのプレイヤー)の実績はよくわかるのですが、受講生の実績は公開されていません。受講生全体の何割が、平均いくら儲かったのかといった情報がなく、知識は身に付いてもそれが資産形成にどれほど役立っているのか不明です。新しい学校なので、これからといったところでしょうか。 

⑥料金
 両校とも受講料は30万円くらいかかります。「まずは受講料を取り戻す」ことを目標に授業に取り組む方が多いそうです。
 FAは、スクールごとに料金がかかります(複数同時受講の場合は、割引あり)。最後に紹介する「お金の教養講座」の受講者には、8万円の割引があります。
 GFSは、基本料金45万円ですが、最後に紹介する「投資の達人になる投資講座」に参加した人は、最大30万円まで値引きされます。

まとめ

 筆者が思う両校の特徴は、FAは「盤石」、GFSは「伸びしろ」です。
 FAは、確かな実績を重ね、業界でも定評があるマネースクールです。きちんと成果が出る体系的なカリキュラムで指導してくれます。
 「信頼できるスクール」がいいという方は、FAをお勧めします。
 コンテンツ数が日本一ですので、「幅広く学びたい」という方には、GFSをお勧めします。講師も、きちんと成果を出してきた方々ですから、机上の空論のような話ではないと思います。もしかしたら、今後、大化けする学校かもしれません。余程、自分たちの提供するものに自信があるのか、値上げを宣言しています。入るなら、値上がり前がいいですね。

「これからは、投資を知る人と、知らない人で差がひらく」

 まさにそうかも知れません。世知辛い世の中では、自分の身は自分で守らなければなりません。
 働けば働くほど、給与がどんどん上がり、それだけで十分お金持ちになれる社会なら、資産運用なぞにわき目もふらず、一生懸命仕事に打ち込んだ方が良いでしょう。
 しかし、働けど給料は増えず、物価ばかりが上がる世の中では、給与以外にも稼ぐ方法を身に付ける必要があるのではないでしょうか。「お金に働いてきてもらう」。資産運用とは、働く以外の収入を得る選択肢です。
 しかし、資産運用の世界は、ハイエナが待ち構えているような世界ですから、何も知らずに飛び込めば、身ぐるみはがされて終わりです(そんな事例は、ゴロゴロ転がっています)。「お金の知識」これは、学校では教えてくれなかった、人生で大事なことです。
 もちろん、マネースクールがお金の知識を高める唯一の方法ではありません。独学で済むなら、大してお金もかかりません。
 しかし、「誰かに教わった方がよく理解できる」という方は、マネースクールという選択肢も検討する価値はあると思います。
 「百聞は一見に如かず」という諺があるとおり、実際に現地で見聞きした情報に勝るものはございません。無料セミナー(下記参照)もありますので、少しでも興味があれば、実際に話を聞いてみてはいかがでしょうか?
 筆者も、本記事を執筆するにあたり、両校のセミナーに参加いたしましたが、しつこく勧誘をされることはなく、むしろ疑問に思うことを直接聞くことができたので有意義でした。

 知識を身に付けるうえで、「食わず嫌い」は損をします。

ご留意事項

 最後までご清覧いただき、ありがとうございます。ここで1つ皆さまにお願いがございます。それは、下記にお示しした「両校のHPをご確認いただきたい」ということです。本記事では、なるべく両校の特徴が分かるように情報を取捨選択いたしました。つまり、あえて書かずに捨てた情報もあるということです。皆さまの大事なお金の話ですから、万が一でも、不十分な情報で誤った選択をしていただきたくありません。どうか、よろしくお願いいたします。
 
【ファイナンシャルアカデミー】
(学校紹介)
https://www.f-academy.jp/link/4393/

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(まずはここから「お金の教養講座」※入校検討の方におススメ)
https://www.f-academy.jp/link/4393/school/kyouyousemi.html

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説明:ファイナンシャルアカデミーの定番講座。「老後の不安をなくしたい」、「収入をアップしたい」、「もっと貯金体質になりたい」、「投資でお金を増やしたい」など、なかなか聞けないお金のことを、短時間で効果的に学び、知識を得られる入門講座。(HPより)

(不動産投資の基本を学ぶ)
https://www.f-academy.jp/link/4393/school/fudolp.html

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説明:不動産投資のメリット/デメリットを1.5時間で学べます。その他にも、自分の住居費を半額にする方法や、保有物件の売却のタイミングなどが学べます。不動産投資に興味があるけど一歩踏み出せずにいる人におすすめです。(HPより)

(株式投資の基本を学ぶ)
https://www.f-academy.jp/link/4393/school/kabulp.html

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説明:株式投資と外貨投資・FXの基本について1.5時間で学べます。会社四季報の効率的な読み方や、リスク管理をして確実に利益を得ていく方法、少額からFXで成果を出すための方法などが学べます。株式投資やFXに興味があるけれど一歩踏み出せずにいる人におすすめです。(HPより)

(初心者にも分かりやすい「投資信託」入門)
https://www.f-academy.jp/link/4393/school/mutualfund_kouza.html

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説明:
投資信託の特徴、よい投資信託を選ぶためのルール、投資信託を活用するための知識などが学べます。NISAやiDeCoを活用して効率的に資産を作りたい人や少額の積立で大きく資産を築きたい人におすすめです。(HPより)

(そろそろ定年後の準備はできてますか?「定年後設計」入門)
https://www.f-academy.jp/link/4393/school/retirement.html

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説明:家計、年金、住まい、仕事、資産運用、医療・介護、相続・終活まで、定年前のいつからでも間に合う定年後のお金への備え方を最短3ヵ月で学べます。

【グローバル・ファイナンシャル・スクール】
(投資の達人になる投資講座)
https://toushi-up.com/cfm/yg01.html?utm_source=Yahoo&utm_medium=cpc&yclid=YSS.1001106133.EAIaIQobChMIgr2mwJCS6AIVRXZgCh31QAZkEAAYASAAEgKwFfD_BwE

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