吾有事(わがうじ) 純米大吟醸 尖鋭辛口
海老原商店では二度目の登場。その名も「吾有事(わがうじ)」です。 吾有事とは曹洞宗の開祖 道元禅師のお言葉との事。 自分の「存在」と「時間」との一体感を表す意味です。道元は鎌倉時代初期の僧侶です。
蔵元:奥羽自慢株式会社
代表者:佐藤淳平氏
所在地:山形県鶴岡市
創業:1724年
正直、日本酒酒場をやっている私ですら「奥羽自慢」という酒蔵を知ったのは最近の事。それもそのはず、300年続く「奥羽自慢」の前身は佐藤仁左衛門酒造場という名前。当主の佐藤仁一郎氏が病に倒れて長らく休業していたとの事。清酒の製造免許は3年休業が続くと返納しなければならないルールがあります。ホワイトナイトになったのは楯の川酒造の社長である佐藤淳平氏。佐藤仁左衛門酒造場を買い取り、「奥羽自慢」を誕生させたのです。
奥羽自慢の杜氏は、阿部龍弥氏。何とまだ20代?なのか、非常に若い。元々は普通の会社員で営業の仕事をしていたそうだ。しかしながら営業の仕事が合わず、退職して楯の川酒造に契約社員として入社。そこから、阿部氏は日本酒造りに魅せられて、メキメキと力をつけて、佐藤社長の信頼を得て奥羽自慢の杜氏に抜擢、現在は取締役という立場。
吾有事の特徴は、甘味と旨味と酸味のバランスが整った日本酒です。十四代とは良い意味で一線を画した日本酒です。スッキリしたお酒が飲みたい、というお客様は吾有事純米大吟醸 尖鋭辛口で決まりでしょう。
商品名:吾有事純米大吟醸 尖鋭辛口
原料米 :山形県産 美山錦100%
精米歩合 :50%
アルコール:15
日本酒度 :+5
酸 度 :1.6
是非、海老原商店に飲みにきてくださいね。