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好きなことでは生きていけない

こんばんは。ナオと申します。

最近価値観が大きく変わったので、書き残しておきます。

価値観の変化

先週から会社ではメンバーとの面談が始まりました。

メンバーの一人が面談で

「ゲーム業界に関わる仕事がしたい」
「マーケティングに関わる仕事がしたい」

こんな事を言っていました。

今までの僕なら

「やりたいことがあるのは良いことだね。好きなことを貫き通せば必ず仕事に繋げられる。」

と答えていました。
今はニッチな専門技術をコンテンツに変えることで、SNSで広がりやすい時代ですからね。

例えば最近のYouTuberで言えば
素潜り漁師のマサルさん
バーテンのyotoさん
あたりが自分の専門技術を上手くコンテンツに変えて、視聴者に届けられているなぁと思います。

こういう時代背景から
個の時代の始まり
や、
好きなことで生きていく
のような言葉がより色濃く伝わるようになったと感じています。

これが今までの僕でした。

今回の面談では

「好きなことで生きていくことはとても良いことだし、あるに越したことはないけど、10年後好きなことが必ずしも価値に変えられる時代であるかどうかはわからない。だから、今必要とされていることを通じて生きる力をつけて、10年後も10年後に必要とされることに対応できる力をつけてほしい」

と伝えました。

簡単に言うと、好きなことではなく、必要とされることをやれということです。

これは僕の中でとても大きな変化でした。

何故なら、今までは好きなことに熱意を持って働いた方が結果より速いスピードで成長するという価値観だったからです。

というわけで、今日は価値観が大きく変わったきっかけについてお話します。

価値観が変わったきっかけ

最近は僕自身がやりたいことってなんだろう。
と自問自答する時期が続いていました。

でもそこでふと疑問が起こりました。

そもそもなんで好きなことが何かを自問自答しなければならないのかと。
そもそもなんで好きなことを仕事にする必要があるのかと。

まずは、そもそも生きるために必要なビジネスの場って何だっけから振り返って考えることにしました。

ビジネスの本質

結論、そもそも好きなことをすることがビジネスではないだろう

ということ。
(まぁ言語化すると当たり前ですけどね。。。)

更に3つ、好きなことで生きることができない理由を考えました。

1:ビジネスは個人のやりたいから生まれてない

ビジネスという概念が生まれたばかりの時代は、やりたいことを仕事にしていたのではなく、人々の悩みや要望を解決することを仕事にしていたのではないかという勝手な説。

今から例え話をします。

江戸時代に青年Aがいました。
青年Aはとても真面目で、誠実で村人の皆からも頼りにされていました。
ある日、一人の村人が旅に出るということで、青年Aに訪ねました。
「旅に出ている間、家にあるお金を預かっていてくれないか?」
と。
青年Aは快諾し、村人は旅に出ました。
旅から帰ってきた村人は、青年Aに訪ねます。
「預けていたお金を返してくれないか?」
と。
青年Aは預かっていたお金を全額返しました。
村人は感謝の意味を込めて、旅先で購入した食物を青年Aに渡しました。

これが、現在の銀行業を生んだエピソードです。

この話のポイントは、青年Aがお金を預かりたいと言って始まったのではなく、村人が預かって欲しいと言ったこと。

結局いつの世もビジネスは他者の課題解決から生まれている訳です。

「いや、でも絵とか歌とかは好きなことで生きているんじゃないの?」

こんな疑問も生まれてくると思います。

確かにビジネスの世界とアーティストの世界は価値観が全く別なので、いわゆる芸術家みたいな方達は好きなことで生きていると思います。

芸術家ではないですが、岡崎体育・ヤバT・東海オンエアとかのクリエイターも好きなことで生きてるな〜って思います。

そこで2つ目の話に入ります。

2:マイケル・ジャクソンはやりたいことをやってキング・オブ・ポップになったわけではない


僕はマイケル・ジャクソンが好きでした。
高校時代にスムーズ・クリミナルのダンスを覚えようと、必死に家で練習をしてました。
ゆえに今から話すことは若干宗教っぽく感じてしまうかも。

マイケル・ジャクソンといえば、伝説のライブと呼ばれる「ライブ・イン・ブカレスト」が有名です。

スタート初っ端ステージ下から飛び出て、2分ぐらい直立不動のマイケルに対し、叫びまくるファン、更には気絶までするファンが出てくるシーンは特に有名。
また、衣装も超個性的で、マイケルかパンサー尾形しか着れないだろ笑。ぐらいの変態的な衣装が沢山登場するのも有名ですね。

最初はなんだこれw大袈裟wなんて思っていたんですけど、歳を重ねる毎に、映像を見て感動するになりました。

この話のポイントは、何故、マイケルが多くの人を魅了するのか。ということです。

それは、マイケルはファンのニーズを超的確に捉えていたから。

ファンが号泣しながらマイケルのライブを見ているシーンを見ると、もはやニーズ越えて宗教って感じです。

つまり、マイケル・ジャクソンがキングオブポップになった理由は、世界で一番多くの人のニーズを掴んだ人だからだと思っています。

話を戻せば、結局東海オンエアも、基本的には自分たちのやりたいことをやっているだけだと思いますが、必ずファンのニーズはコンテンツに反映されている為、長く多くのファンから愛されているのかなと思います。
(岡崎体育は今パワプロくんとかやっていて、それがファンの求めることかというと多分違うと思いますが。笑)

3:僕にとっての働く意義

ここからは僕個人の話ですが、僕が今会社で前向きに働けている理由は3つ。

1:自己成長できるから
2:お世話になった上司に恩返しができるから
3:仲間の人生をより良いものにしていきたいから

全て人に関わる動機です。

つまり、改めて考えてみれば、僕自身そもそも好きなことで生きていないことに気づきました。

やりたいこと、好きなことなんて考えなくていい

なので、最近ずっと僕のやりたいことってなんだろうなんて考えていましたが、結局やることなんて何でも良かったんです。

この記事を読んでくださっている方でもこんな人いらっしゃると思います

今の会社辞めたら何しようかな。
僕、私って何がしたいのかな。

言ってしまえば、そんなこと考えなくていいです。

生きるためには、誰かのニーズを叶えて価値を生むことが必要不可欠ですから。

やりたいことを考える暇があるなら、今の社会が何を求めているのかを考えた方がずっと本質的です。

なんてね、何もしていない27歳社会人5年目の小話でした。

本日の記事も見て頂き、有難うございました。

良ければスキや、コメント等の反応を頂けると大変うれしく思います。

最後に、本日話した中で参考にした動画のリンクを貼っておきます。

素潜り漁師マサル
素潜りできるのマジでかっこいいです。

岡崎体育
MUSIC VIDEO個人的に好きですね

マイケル・ジャクソン ライブ・イン・ブカレスト
Human Natureから始まります。沢山の人が失神しています。


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