熊本豪雨災害、初日忘備録
災害にあわれた方のお見舞い申し上げます。
今回の災害で離れた地域から何も出来なかった私の行動や気持ちを書きます。
この記事を書き公開するのは理由があります。
1つは私が感じた事を忘れない為
もう1つは、何も出来ないけどどうにかしたい!という人がどんな行動にでるか残す為です。
Twitterで繋がりのある方の川の氾濫がおきそうだから、避難するというツイートで熊本の豪雨がやばいっぽいと知る。
ニュースよりもTwitterの情報が早かった。
避難している情報から3時間後くらいには、各地に水が溢れ、行き場をなくした方達の救助を求めるツイートが次から次へと出てくる。
私はTwitterを始めたばかりで的確な情報を得る力がないが、写真や動画付きで助けを求めるのをみていて、何もどうすることも出来ない自分に苛立った。
何か出来ることは…。とりあえずTwitterで#救助 というタグがあることを知り、救助を求めるツイートに載せるべき情報をツイートした。
その後、そのタグで検索したり、タグを知らずに助けを求める声はないか探し、必要だと感じたツイートに救助タグをつけたりした。
Twitterでの救助要請はあくまでサポート的な存在。当然、110(警察)、119(消防)、118(海上保安庁)などに通報し、救助要請することが最優先。また、地域の災害対策の窓口の電話などもあるのでそこに連絡をするのが最優先。
しかし、停電や回線の問題なのか電話は繋がりにくく、地域の災害対策のWebサイトも繋がりにくくなっているという情報もあった。
その場合、Twitterにて#救助を使い、発見してもらい、代理通報をしてもらうのは有効だと感じ、救助要請をしているツイートを探し、通報が完了しているか、電池残量はどうか確認したりした。
私がTwitterで連絡をとった方の中には、通報がまだの方もいた。混乱した状況なので、通報してもらい、いつでもTwitterから連絡してと伝える事しか出来ない。
救助タグを使っている方の中には、救助を待つ人への応援であったり、災害に対するもどかしい気持ちをツイートしている方も多く、そうなると代理通報を期待した救助要請の方のツイートは埋もれてしまう。過去の災害時にも同様の事があったらしいので、タグで検索をかけ、救助要請でない方へのツイート削除をうながした。どの方もすぐに該当ツイートを削除してくれて、ただ知らなかっただけ。というのもわかった。
救助タグが溢れる1つの要因として、最初に救助要請のツイートをした方が救助された後も、まだ救助されていないと思い、救助タグをつけて拡散されていく流れがあった。
救助タグを使って、救助されたら、該当ツイートを削除してと公式にはあるが、現状としては、電池切れで削除出来ない、救助されたからといって削除するとこまでの余裕はない、拡散された該当ツイートに心配や応援の声がたくさんある為、個別にお礼をしている。事があるようだ。
夜中には、救助が来なく不安や苛立ちをみせるツイートが目立つ。救助される側、する側どちらも大変だが私に出来る事はなかった。
Twitterで個別にやりとりした方から今、救助されたと連絡が入ったのは朝になってからだった。救助されてひと安心な気持ちとこれからも大変さは続くという気持ちがあったが、大変な状況の中救助された報告をしてくれたのは正直嬉しかった。ありがとう。
さて、場所が離れた所で災害があった場合、初日に私がやった事は正しかったのだろうか。今のところまだわからない。ただ、私と同じような気持ちでこの日を過ごした人は結構いるのではないかと思う。私は、災害に遭遇した経験はない。だから、現場の様子など想像出来ないし、出来る事は正直なかった。
流れてくる情報をみてる以外出来なかった。
過去にもいろいろな災害があったが当時はテレビで流れるニュースをみて、募金するくらいだった。なぜ、あの時から意識をもっと変えなかったか後悔する部分はあるが、後悔してるヒマはないので次に活かす。
だから、これを機にこんな時にどうしたら、本当に現場の為になるのか、どんな環境(災害発生から安定した物資補給がされるまで)があれば良いのか、しっかり情報収集、改善点を考えそれを実際に活かす為にしっかりと考え行動します。
大事なのは、エゴを押し付けるのではなく、本当に必要とされている事を見極め、変化していく状況、情報を正しく繋げ、正しい支援の仕方をすることだと思います。