88.【体験談3-④】横浜駅で災害に見舞われて帰れなくなった時の話 〜第4話:遅れてきたNewヒロイン〜
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~前回のあらすじ~
え?と思われる方もいるかと思いますが、
横浜駅にいる人たちは約300人近い人数で、
(冷静に考えたらもっといたかもって思います)
ごった返しています。
駅ビル改札抜けた出口付近にも、
たくさんの帰宅難民の人たちがいました。
僕らも、ようやく駅構内にいたところから、
改札を抜けて今回の地震の影響がどれほどの
ものなのかを再確認しました。
このタクシー代行を、人数分代行すると
判断したJR側の咄嗟な対応は、
本当に凄まじいものです。
この規模のタクシー代行は、
近年稀にみる対応だと感じました。
個人的な感想にはなりますけど、
あまり聞いたことがありません。
僕らが、改札前で待って車掌さんが、
メガホンで話し始めます。
あぁ、なるほどと。
JRの各線の駅によって、
グループ分けしていきながら、
人を振り分けていくのか。
早々あまりないことですよね。
こういうの経験されたことある人いますか?
僕にとっては、かなり珍しい光景でした。
大都会横浜での地震の影響恐るべし。
1時間経ったころには、各最寄り駅ごとに、
グループ分けがされていました。
総武線、山手線、東西線、横浜線、京浜東北線…
改札前に帰宅難民者が、駅ごとに続々と、
集まってきました。
と言うことで、ついに僕らの最寄り駅の出番が
廻って来ました。
並びに行こうと、列を見てみると、
総勢約150人ぐらいの、
大きな列が目の前に列になっていました。
こちらに並んでくださいと大蛇のように伸びた
大きな列の最後尾に並ぶ僕たち。
そんなことを思って、僕とA太氏は、
渋々その列に並ぶことにしました。
タクシー代行は、三人でひとつのタクシーに
乗り込みます。
なので、もう一人乗りに来るということで、
近くに居た40代のシステムエンジニアの
女性の方(B子さんとします)が乗ることになりました。
仲間入りです。これで僕ら最寄り駅までいく
タクシー相乗りメンバーは3人になりました。
3人で雑談しながらも僕らが、
タクシーを長々と待っている時でした。
蛇行列になって並んでいる時に、
ちょうど折り返しの列に居た、
5人のメンバーが目に入りました。
"この5人もこんなことなかったら、
絶対に巡り合わなかったんだろうな~"
そんな感じのことを心の中で呟きながら、
携帯をいじってこれから戦っていく
長い長い待機時間を僕ら3人で待っていました。
すると、そこに。
一人の40代主婦っぽい女性が、
そこのグループに割り込んで入ってきました。
おぉーーーー☆⌒ヾ(*゚∀゚)ノーーーーっと!?!?
何やら新展開な予感!!!
僕は横目でその光景を見ていました。
②のスーツを着たお兄ちゃんは、
腕組みして険しい顔をしていましたが、
すぐに彼はこういいました。
え、ちょっ、ちょっと待って。
これなに?映画の撮影?
カメラどこ??
何だか物語が始まるBGMが、僕の耳に届いてきましたね。
しっかり聞こえました。
だいぶ壮大な音のイメージです。僕が思うに。
映画のミッションインポッシブル状態です。
こうやって物語って始まっていくんだろうし、
急展開を見せていくんだと。
映画おばちゃんから冷静に学んでしまっている
自分がいることに気づいてなんだか違和感でした。
むず痒い、笑
そんな僕らですが。
ここから、僕達も本格的な、
脱出計画を企てる動きを、
見せていくこととなります。
続きます。ではまた👋
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