ほー、ほけきょ。

朝散歩していたらうぐいすが鳴いていた。
もしかしたら私は、うぐいすを見たことがないかも知れない。

「うぐいす色」はうぐいすの色ではなく、メジロの色を指しているらしい。

梅にメジロがやってくるのと、
「梅とうぐいす」という花札の絵札が関係した勘違いから、
「うぐいす色」は生まれたとか。

花札の「梅とうぐいす」は、

花といえば梅。美しい鳴き声といえばうぐいす。

なので「梅とうぐいす合わせたら最高じゃない?」という発想で花札になった、らしい。

ただうぐいすは虫を食べるし警戒心が強い(そもそも縄張り守るためにも鳴く)から、基本人里にある梅とかにはやってこない。

その代わりといってはなんだけど、メジロは花の蜜を吸うから梅にやってくる。

しかも花札のデザインは写実的に緑でデザインされたものが普及しちゃって。

そーんなことらが「梅にやって来ているのはうぐいすだ」という勘違いを生んで、「うぐいす色」が生まれたそうな。

まぁ「メジロ色」だったとしても、「目白色」なわけだから、白なんだかなんなんだかややこしい気もする。

いまじゃ「うぐいす色」のせいもあって、
メジロを見ると「うぐいすがいるなぁ」なんて思ってしまうけれども、

どうやらあの子は、ほけきょ、とは鳴かないらしい。

なんて、物知りになった朝でした。ほー、ほけきょ。 


参考

http://www.worldfolksong.com/calendar/japan/mejiro-ume.html
http://www.hegurinosato.sakura.ne.jp/tori_htm/uguisu_mejiro.htm
http://www.hegurinosato.sakura.ne.jp/tori_htm/uguisu_hanafuda.htm

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