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歌のために手術を受けた件【写真アリ】
長野の実家はスギの御神木に囲まれた神社の真横に建つ一軒家。
ベランダで干したキッズ服にはスギアレルゲンが大量に付着し、見事に5歳頃の僕は花粉症を発症しました。
中高の頃から歌を始めた僕は、年々花粉症によって酷くなる慢性鼻炎と、それによって口呼吸が頻発することによって起こる上咽頭炎という、ボーカルが一番なっちゃいけない2つの爆弾を抱えてきました。
ライブの度に鼻炎薬や、響声破笛丸などを服用し、カラッカラの喉と、詰まり続ける鼻に苦しみながらも歌ってきました。
20歳になってから東京で人生最高のボーカル講師についていただき、しばらくした頃、講師から突然
「直、鼻焼いたら?」
とLINEが。
彼曰く長年お前の歌を悩ませてきた問題が解決するんじゃない?との事で人生で初めて歌のために「鼻を焼く」手術を受けてきました。
「鼻を焼く」というのは、一般に「鼻粘膜焼灼術」と呼ばれる鼻の粘膜を黒焦げまでレーザーで焼いて、慢性鼻炎を引き起こす花粉に敏感な炎症部分を切除!その後再生させて結果的に鼻腔の容積を広くする治療術です。
僕の場合は、鼻を焼く前にまず最初に喉への手術が必要でした。
僕の喉の奥は上咽頭炎といって、扁桃腺からさらにもう少し鼻側(鼻腔側)に進んだところに歌唱中の口によるブレス頻発の弊害として炎症が出来ており、そこの粘膜が炎症で腫れて容積を狭くし、呼気を鼻に持っていくことが出来ないという症状が起こっていました。一般的に、この上咽頭炎にはBスポット療法という恐ろしい療法が適用されます。
これは医師の先生が炎症部分に薬を麻酔無しで直接押し付けるという令和の時代とは思えないほどパワープレイな療法です。
痛い!とにかく痛い!
耳鼻咽喉科の先生が
「ちょっと痛いよー。」
などとほざく中、人生最大の痛みを与えられて、診察室内で嗚咽するほどに泣きました。
このBスポット療法は、僕の場合奇跡的に1回で完治と認められ、治療後の内視鏡による経過観察で
「粘膜が赤ちゃんみたいに綺麗になったね♡」
とお医者さんに褒められました。
人によっては、上咽頭炎は1回の治療では完治しません。僕は激痛と屈辱の治療を再び受けずに済んだわけです。
そして喉の完治が認められ、いよいよ「鼻を焼く」手術当日になりました。
3/29 本日10時30分予約。こちらも激痛と聞いていたので手術日を決めてからとにかく不安でした。担当のイケメン先生はキラキラした笑顔で僕の鼻に麻酔綿をぶち込んでいきます。
これがいちばん痛かった!
こよりって鼻に入れたことありますか
あれが100回分一気に入る感覚でした。
100回分のこよりを両鼻に無事詰め込まれた20歳青年はそこから更に30分間先生に放置プレイされ、いよいよ大詰めレーザー焼却へ。
診察室に再び入ると、ゴツい機械がお出迎え。
先生が先端恐怖症を発症しそうなくらい尖った根性焼きの棒細くしたみたいな物体を鼻に突っ込みます。
これで炎症粘膜をレーザーで焼いていくらしい。
ピピピという音と共に鼻に突っ込まれた棒は僕の鼻粘膜を焦がしました。以下僕の写真は貰えなかったのでネットで拾ったなんとなくのイメージ写真です。ちょっとグロいので注意。
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片鼻5分くらい焼くこの作業。
こちらは麻酔綿をぶち込んだ時とは異なり、全く痛くありませんでした。
手術が終わり、イケメン先生が
「鼻で深く息吸ってみ。」
とイケボで言い放ったので吸ってみると
やばい!!!!!!!!
鼻ってこんなに広かったんや!
と感動。
歌声も特に高音が今までの100倍くらい(マジで)出しやすくなっておりました。
人生最高に歌が歌える体になれました!
これで2nd EP RECに向かいます!
お医者さん曰く、
歌をやっている人の中で全盛期より調子が大きく低下していると感じる場合は、目に見えない範囲で体が何かトラブルを起こしていることが多いとのこと。
皆さんも潜在的な持病・体内環境を見つめ直して、グッドライフ送ってくだされされ。
あと
2nd EPまじで最高な仕上がりなんでお楽しみに!
8/3には東京で初の自主企画開催します!
ソールドしてます!よろしく!