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棚ぼた精神は人生の早送り。




年度ループ化現象


今年度もまもなく終わり。
 「一年が経つのは本当に早いなあ」とつぶやきながら、気づけばまた新しい年度が始まる。

 そして、新年度になれば「いい一年になりますように」と願い、何となく日々を過ごしていく。

 そしてまた、同じように「あっという間だった」と一年を振り返る。

 このループを、あなたも繰り返していないだろうか?


あっという間に過ぎる1年の正体


 車が走り出すときは大きくパワーのある1速発進をする。
 そしてスピードに乗った高速走行では小さく高速回転するギヤに切り替える。

 同じように新しいことを始める時は、最初の一歩が重く、時間が長く感じる。
 しかし、一度動き出せば、あとは驚くほどスピーディーに時が流れていく。

 そして、振り返った時には「あっという間だった」と感じる。

 皆さんも経験がないだろうか。
 新年度になり新しい生活が始まる。最初は不安で分からないことだらけ。 
 時間が長くパワーのいる日々に疲弊。
 しかし1年終わると、あっという間だった。。。といった感覚。
 
 この感覚、実は私たちの人生そのものにも当てはまる。

 一年があっという間なら、十年もあっという間だ。

 人生もふと気づいた時には終盤に差しかかる。

 最期の瞬間にも人生はあっという間だったと感じるのではないか。

 人生の期間は短いのに私たちは相変わらず「いいことが起こらないかな」と運任せにしてしまう。
 これはまるで「棚からぼた餅」を期待するようなものだ。

成功とリスクはドッペルゲンガー



 成功には運の要素が大きい。
 しかし、名著「サイコロジー・オブ・マネー」の著者が語るように、成功=リスク×運 である。リスクを取って行動を起こし運の要素が働き成功する。
 つまり行動しなければ成功は手に入らない。

 あなたが今、瞬時に決断しないといけない窮地になったとする。そして決断した。

 成功すれば「あの決断は最高だった。素晴らしい決断力だ」と称賛される。

 失敗すれば「あの判断は無謀すぎだ。なぜあんな判断を下したんだ」と批判される。

 つまり成功とリスクの現実化は結果が出るまで分からないからだ。

 成功とリスクは表裏一体。
 どちらに転ぶか分からないが、何もしなければ何も得られないことだけは確かだ。

強運を引き寄せるには



 運を味方につけるためにできることは、「行動し続ける」ことだ。運は待っていても訪れない。
 自ら動き、挑戦し続けることで、チャンスの確率が高まる。

 大事なのは、成功のハンドルを他人に握らせないこと。あなた自身が運転手となり、どこへ向かうかを決める。

 「今年こそ、いい一年にしたい。」そう思うなら、運に任せるのではなく、自分で掴みに行こう。

主体的に生きる一年に



 人生はあっという間に過ぎる。

 それならば、ただ流されるのではなく、自らの意思で動き続けることが大切だ。
「良い一年になりますように」と願うのではなく、「良い一年にする」と決めて行動しよう。

 そして、最期の瞬間に「最高の人生だった」と胸を張れるように、今日から動き出そう。


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